白衣の戦士! (第1話・2019/4/10) 感想

日本テレビ系・新水曜ドラマ『白衣の戦士!』(公式)
第1話『新米ナースは元ヤン!仕事も恋も痛快コメディ!』の感想。
はるか(中条あやみ)は憧れのナースとなり、光(小瀧望)と共に四季総合病院に採用された。だが病棟勤務初日から想像以上に忙しく、失敗しては指導係の夏美(水川あさみ)に怒られてばかり。34歳婚活中の夏美は、相手が見つかり次第、仕事を辞めると公言している。そんな中、はるかは高校生の患者・潤也(鈴木仁)を担当。態度の悪い潤也とにらみ合うはるかは元ヤンキーで…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:梅田みか(過去作/37.5℃の涙、ゴーストママ捜査線、正義のセ)
演出:菅原伸太郎(過去作/ど根性ガエル、レンタル救世主、トドメ接吻) 第1話
猪股隆一(過去作/家売るオンナシリーズ、奥様は、取り扱い注意)
本多繁勝(過去作/今からあなたを脅迫します、Missデビル)
音楽:菅野祐悟(過去作/アイムホーム、リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~)
眞鍋昭大(過去作/モンテ・クリスト伯、SUITS/スーツ、後妻業)
主題歌:ジャニーズWEST 「アメノチハレ」(Johnny's Entertainment)
挿入歌:三浦大知 「片隅」(SONIC GROOVE)
主人公がナースで舞台が病院である必然性が、ほぼ無関係…
放送前の私の期待度は、今風の『ナースのお仕事』の二番煎じにでもなってくれれば…との期待を込めて、星2つに格上げしたのだが、どうやら下駄を履かせたのは無意味だったようだ。
とにかく、主人公(今回は W主演)がナースで舞台が病院であること必然性があったのは、ほぼ序盤の設定紹介の部分だけ。あとの50分近くは、ナースも病院も無関係な話が延々と。もう、それだけで、何やってんの!? って感じ。
脚本の1時間の構成が悪く、演出は無駄と小ネタでクド過ぎ…
その上、やたらと効果音が多く、作り手は面白いと思っているのだろうが、私には無駄でしかなかった演出や小ネタが多過ぎて、ドラマの中身を見るには賑やか過ぎた。まあ、今回は初回だから、演出のさじ加減が間違ってクドくやり過ぎた可能性はある。
また、本放送枠は通常の54分枠でなく1時間枠なのだが、本作の脚本担当の梅田みか氏は『花咲舞が黙ってない 1,2』で計5話も担当しているのだから、脚本家はもっと1時間枠を活かせないと先が思いやられる。
ダブル主演を踏襲すべき! 且つ医療現場の描写が古過ぎ!
そして、先が思いやられると言えば、本作の売り文句は「中条あやみと水川あさみがナース役でダブル主演する明るいお仕事ドラマ」だったはず。なのに、早速中盤に差し掛かる前に、ほぼ中条あやみの独壇場になってしまった。いろいろと大人の事情があるとは思うが、ダブル主演と一度謳ったからには、きちんと踏襲すべきだと思う。
いや、(誰とは言わないが)俳優への好みも強いであろう本作だからこそ、ダブル主演を今後徹底すれば、好転する可能性は残されているとは思う。それと、もっとチーム医療、チーム看護を描くべきです。ドラマとは言え医療現場の環境の描写が古すぎると思います。
あとがき
中条あやみさん、CMでは度々拝見していますが、テレビドラマでがっつり見るのは初めて。世間の噂では主演映画が次々と大ヒットしているようなので期待して見たのですが、お金を出してまで劇場へ足を運ぶファンの評価と、スイッチオンで見られる地上波テレビドラマでは評価が分かれそうな演技と言うか存在感でした。
やはり、コメディエンヌとして実力派の氷川あさみさんの出番を増やして、ダブル主演を構築すべきと思います。とは言え、はるか(中条あやみ)のダメっぷりも酷過ぎますが、指導係の夏美(水川あさみ)も指導係としてはダメ過ぎる。だからこそ、ダブル主演で、二人の成長を描けるかどうかでしょうね。継続視聴するかは、様子見します。
因みに、看護師歴〇十年の妻は、馬鹿馬鹿しくて見ていられないと。『ナースのお仕事』はDVD-BOXを買う程に、ナースドラマが好きなのに…です。流石に、ナースがあそこまで “患者やその家族に肩入れするのは昭和のドラマだから” 出来たこと、平成から令和時代に跨って放送する医療ドラマなら、きちんと業務の細分化を描くべきと思います。
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