なつぞら (第7回・2019/4/8) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト)
第2週『なつよ、夢の扉を開け』の
『第7回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
ある日の朝、柴田家からなつ(粟野咲莉)の姿が見えなくなり、富士子(松嶋菜々子)や剛男(藤木直人)は慌てふためく。その中で泰樹(草刈正雄)だけは、なつが東京を目指して家を出たのだと直感する。そのころなつは、やっとの思いで帯広の町にたどり着く。一文無しのなつは靴磨きの店を広げ、兄の咲太郎や妹の千遥といっしょにいた上野で靴磨きをしていたころのことを思い出す
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
アバンでの第1週の内容のまとめ方が非常に分かり易かった!
今週の演出も、先週同様の木村隆文氏のため、全体の雰囲気は踏襲されていて、良い雰囲気だ。特に、アバンタイトルでの第1週の内容のまとめ方は、非常に分かり易く、且つ、一週間分も1分間になるとあのように名場面の数々もカットされてしまうのかと残念な気持ちにもなった…
アバンも本編も「次の展開」を感じさせる構成に…
また、アバンも本編も、なかなか凝った構成になっていた。アバンでは単純に一週間のまとめに終わらずに、第1話の冒頭シーンを持ち出して、意外とトントン拍子に進んだ第1週に「次の展開」があることを予感させた。
第2週の月曜日で過去が整理整頓されたのは、とても良い事
そして、主題歌に続く本編も、第2回で一か所だけおかしかった時間軸の行き来が改められ、なつ(広瀬すず)のモノローグを回想に適合させる作戦で、今まで描かれた点と点のように存在していた各シーンが一本の線に繋がった。まだ「未来」までは届かないが、第2週の月曜日で過去が整理整頓されたのは、とても良い事だ。
なつが警官に連行されるカットで「つづく」にしなかった…
更に、アバンと同様に、10分辺りの闇市で靴磨きをして金を稼ぐなつ(粟野咲莉)が警察官に咎められる場面も、それまでの展開に一区切りを付け、「次の展開」を予感させた。きっと最近の朝ドラなら、ヒロインが警察官に連行させた映像で「つづく」とし、次回へ引っ張ったに違いない。何せ、エピソードとアイデア不足だったから。
終盤5分間でアバンに加え、更に第1週の内容を補強した!
しかし、本作は話を続けた。そして終盤5分間を使って、「柴田牧場」と「菓子屋 雪月」の登場人物らの会話でアバンを補強しつつ、なつと警察官とのやり取りでなつの別れた家族への強い思いが並行して描かれた。まあ、こんな感じに進むのなら、普通に時間軸通りに描いても良かったと思わなくもないが、それは脚本家の作風と言う事で不問にしておく…
あとがき
ラストは、どう見ても次回で、なつを迎えに来た柴田家と、逃亡したなつが擦れ違う展開でしたが、最後に「コミカルさ」を持って来たのは良かったと思います。戦争を扱っている朝ドラなので、この位が普通だと思いますが、もう少し “明るさ” が欲しいなと言う気持ちも事実なので。第2週も、この調子で進んで欲しいです。
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