なつぞら (第1回・2019/4/1) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト)
第1週『なつよ、ここが十勝だ』の
『第1回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
広大な平野と日高山脈。牧場を見下ろす丘の上、キャンパスに向かい北海道・十勝の風景画を描くなつ(広瀬すず)。なつが十勝にやってきたのは昭和21年、戦争が終わった翌年の初夏、9歳のときだったーー復員服を着た剛男(藤木直人)に手を引かれ焼け野原の東京から十勝にやってきたなつ(粟野咲莉)。夫の無事の帰還に喜ぶ富士子(松嶋菜々子)たち柴田家の家族だったが、剛男が連れてきた見知らぬ少女の姿に戸惑いを覚える。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ニュートラルな気持ちで観始めた、朝ドラ100作目の『なつぞら』
意図的にアニメ『アルプスの少女ハイジ』に似せているのかは別にして。前々作、前作と裏切られ続けている『連続テレビ小説』だし、前作が史上稀な駄作だったために、放送前から自然と期待値のハードルは下がり、ニュートラルな気持ちで観始めた、朝ドラ100作目の『なつぞら』だ。
時間軸の行き来が多く、理解し難い朝ドラと言う印象…
半年間続く物語の第1回だから、初期設定の説明が多めになるのは止むを得ない。しかし、アバンタイトルが、如何にも北海道らしい広大な平野と山脈が美しい昭和30年(1955)8月で始まったら、主題歌明けには昭和21年(1946)5月へと約9年間も時間が逆戻り…
と、第1回から、現代、過去、未来と物語の時間軸が行ったり来たりして、時間軸の行き来が多用されるドラマが苦手は私には完全に情報過多。それだけで、理解し難い朝ドラと言う印象付けがされてしまった。
まあ、時間軸の行き来の多さは、本作の脚本担当の大森寿美男氏の作風なのだが。それにしても、第1回から詰め込み過ぎだと思う…
最も気になったのが、アバンの "未来" が何なのか? ってこと
そして、最も気になったのが、アバンタイトルで描かれた主人公・なつ(広瀬すず)の未来が、『花子とアン』のように “結末” なのか、あくまでも途中の “通過点” なのかってこと。
出来れば、「戦災孤児」「北海道」「アニメーション」以外の見せ場があるのを期待したいが、もしも今後も今回のように情報ばかり提供されて、物語が分かり難く結末に向かうと、咲姉の…いや、前作の亡霊が…と言うこともあり得ないとも言えない…
あとがき
予想以上に説明過多で理解するだけで疲れてしまいました。第1回は、もっと雰囲気重視で情緒的に描くか、物語の方向性を軽く示すだけで良かったと思います。なんか、100作目だから肩に力が入り過ぎているような気がしました。まっ、放送前の番宣から、弾けた明るいドラマで無いのは何となく予想していましたが…
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