映画「キャプテン・マーベル(日本語字幕版)」 感想と採点 ※ネタバレなし
【私の評価基準:映画用】
★★★★★ 傑作! これを待っていた。Blu-rayで永久保存確定。
★★★★☆ 秀作! 私が太鼓判を押せる作品。
★★★☆☆ まあまあ。お金を払って映画館で観ても悪くない。
★★☆☆☆ 好き嫌いの分岐点。無理して映画館で観る必要なし。
★☆☆☆☆ 他の時間とお金の有意義な使い方を模索すべし。
ディレクター目線のざっくりストーリー
1995年、ロサンゼルスのビデオショップに突然、正体不明の女性が空から降って来る。彼女には超人的な特殊能力が備わっていたが、過去の記憶を失っており、全く身に覚えのない “記憶” のフラッシュバックに常に悩まされていた。そんな彼女の記憶に隠された秘密を狙って、自在に姿を変える正体不明な敵が現れる。
そして彼女は、地球がエイリアンとの2つの戦争に巻き込まれたその時、のちに地球最強のヒーローチーム「アベンジャーズ」を結成することになる、若き日のニック・フューリーと共に、不屈の精神で何度も立ち直りながら自らの記憶をめぐる戦いに立ち向かって行く…
来月公開の『エンドゲーム』のための新キャラお披露目作品
本筋であるアベンジャーズの映画『アベンジャーズ・エンドゲーム』が翌月4月26日に控えたタイミングで、本作の主人公キャプテン・マーベルがそちらに登場するお披露目的な作品でもあり、様々な「マーベル・コミック」の実写映画を統一された世界観で描く『MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)』シリーズとしての第21作品目がこの映画『キャプテン・マーベル』。
OPを見逃すな! 必ず上映前に余裕を持って席に座るべし
“マーベル・コミックの顔” であり “マーベル・コミックの創造主” とも言われたスタン・リーが亡くなって初めて公開となるマーベル作品だから、オープニングタイトルは本作スペシャル版となっている。詳細の説明は避けるが、必見であるのは間違いなし。必ず上映前に余裕を持って席に着いておくのをお勧めする。
「2本立て」の前半「次回作への大事な語り」は見応えあり!
さて、内容については、ざっくり言うと「2本立て仕様」と言う感じだ。前半は数多くの登場人物や状況設定の説明過多は目に付くが、先述の通りに「来月の作品への大事な語り」の部分なので、見応え十分だ。
後半の「女性版スーパーマン」は荒唐無稽だし、演出も平坦
ただ、後半の「女性版スーパーマン」みたいな部分は頂けなかった。詳細は避けるが、怒涛の展開であるのは大いに認めるが、あちこちにご都合主義が溢れており、更に急に強力化したキャプテン・マーベルの強さが荒唐無稽と言わざるを得なかった。
演出も平坦で淡々と打ち上げ花火が上がる感じ。私も、この類の作品は理屈抜きで楽しむべきと思うが、流石にちょっと粗削り過ぎたと思う。
あとがき
来月公開予定の『アベンジャーズ・エンドゲーム』へ引導を渡す作品としては、特にマーベル作品やアベンジャーズが好きな人なら、それなりに楽しめると思います。ただ、それ程の思い入れのない人は、荒唐無稽な割に薄味の女性版スーパーマン誕生物語に期待ハズレと思うかも。余り期待せずに劇場に足を運ぶ位が、一番楽しめるかも知れません。
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