映画「アクアマン(2D・日本語吹替版)」 感想と採点 ※ネタバレなし
【私の評価基準:映画用】
★★★★★ 傑作! これを待っていた。Blu-rayで永久保存確定。
★★★★☆ 秀作! 私が太鼓判を押せる作品。
★★★☆☆ まあまあ。お金を払って映画館で観ても悪くない。
★★☆☆☆ 好き嫌いの分岐点。無理して映画館で観る必要なし。
★☆☆☆☆ 他の時間とお金の有意義な使い方を模索すべし。
ディレクター目線のざっくりストーリー
人間として育てられた、シャチやサメを始めとする海の生物すべてを意のままに操り従えて戦うことが出来る海底王国アトランティスの末裔アクアマン。地上を超える未知の文明を持ったアトランティス帝国が、人類の支配を狙い、地上の侵略を始める。果たしてアクアマンは地上と海、人間と海底人、どちらを守るのか選択を迫られる…
予告編とは違う、老若男女が楽しめる壮大なスケールのSFアクション!
マーベル・コミックと並ぶ二大アメコミ出版社の1つで、『スーパーマン』『ワンダーウーマン』等で有名な「DCコミックス」のアメリカン・コミック『アクアマン』の実写映画。
劇場の日本版予告は、かなり大雑把でお子様向けに仕上がっているが、実際は上映時間も堂々の長尺の143分で、内容も決して子供向けと言うよりも、老若男女問わず楽しめる壮大なスケールのSFアクションだ。
海中の戦闘シーンの迫力、美しい水中映像は2Dでも堪能出来る!
やはり、一番の見所は海中闘技場での戦闘シーンや、様々な海の生物が参戦する海上と海中に跨る戦争シーンだ。海中故に衝撃波がこちらにも伝わって来るような迫力や、2017年公開の『ジャスティス・リーグ』よりも遥かに美しい水中映像は、2Dで観ても素晴らしく大いに感動出来る。
複数の"章"が組み合わされた構成なら、あと20分短ければ…
ただ、ストーリーがちと頂けない。地上と海底の世界を描き、まるで数本のSF大作をくっつけたような壮大な設定なのだが、全体が1つの流れになっていると言うよりも、幾つかの「章」が組み合わされて構成されている印象が強かった。
従って、全体と通してのカタルシス的なものはあまり感じられず、「やはり、そうなったか!」の結末だけと言う感じ。これが、あと20分上映尺が短く、後半の1時間までをテンポ良く見せてくれたら、間違いなく星4つを付けていたと思う。
あとがき
前半の1時間は基本設定の説明の割には見せ場が多くて期待度マックスにさせてくれますが、中盤の20分が全キャラ紹介になると中弛み、そして後半の1時間は再び目が覚めるような地上と海中のSFアクションに返り咲きます。美し過ぎるCGとカッコいいキャラの意匠を観る価値あり。長尺と中弛みする物語にだけ我慢すれば、かなり楽しめます。
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Aquaman (Original Motion Picture Soundtrack)
アクアマン [Explicit]
The Art and Making of Aquaman
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