グッドワイフ (第4話・2019/2/3) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『グッドワイフ』(公式)
第4話『過去との決別』、ラテ欄『過去との決別!! 親友の息子が殺人!?裏切りの夫と対決』の感想。
なお、原作の 米国CBSドラマ「The Good Wife」は、未見。
杏子(常盤貴子)の知人の高校生・翔平(佐藤緋美)が傷害致死容疑で逮捕される。工事現場での喫煙をとがめた警備員が翔平ともみ合い、転落死したという。翔平は転居前の蓮見家の近隣に住み、その母・奈津子(須藤理彩)も杏子と親しくしていた。翔平は容疑を否認するが、目撃証言もあり起訴は免れない状況。杏子は担当する朝飛(北村匠海)の余裕のなさが気になる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:米国CBSドラマ「The Good Wife」
脚本:篠崎絵里子(過去作/まれ)
演出:塚原あゆ子(過去作/アンナチュラル) 第1,2,3話
山本剛義(過去作/Nのために、夜行観覧車、コウノドリ[2] ) 第4話
青山貴洋(過去作/オー・マイ・ジャンプ!第3話のみ、ブラックペアン第7話のみ)
松木彩(過去作/下町ロケット2018 第10話のみ)
音楽:ワンミュージック(過去作/もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~)
主題歌:BUMP OF CHICKEN 『Aurora』(TOY'S FACTORY)
痛快で人間的なリーガルエンターテインメント!
前回で拘留中の夫・壮一郎に裏切られ、今回で過去のご近所さんたちと決別した主人公の杏子。16年ぶりに弁護士に復帰した杏子の弁護士ドラマと言う本筋に対して、夫の事件の闇と言うサスペンスドラマの縦軸が巧みに絡み合って、本作らしい痛快で人間的なリーガルエンターテインメントに仕上がっていると思う。
杏子の弁護士ドラマの部分は『99.9』より痛快かも!?
特に、杏子の弁護士ドラマの部分の面白さは、無駄な描写が少ない上に、人間ドラマがしっかりと描かれており、ともすれば同枠で放送されたドラマ『99.9 -刑事専門弁護士-』よりも真面目で痛快さがあって楽しく見ることが出来る。また、第4話から演出家が交代したが、クォリティーが変わらないのも、何気にスゴイと思う。
杏子の弁護士ドラマと壮一郎のサスペンスドラマのバランスが秀逸!
恐らく、先述の通りに杏子が過去にけじめをつけたかし、今回の終盤の壮一郎の保釈が却下されたことや、脇坂の妻が絡んでくることから想像すると、今回までが「第一章」であり、次回からが「第二章」になるのだろう。全く失速せずに、杏子の弁護士ドラマと壮一郎のサスペンスドラマのバランスを最高の均衡で保って疾走するのはお見事だ。
あとがき
実は、放送前はちょっと常盤貴子さんの演技が苦手だったのですが、本作で考えを改めました。終盤での「口だけでしょ」の台詞を言う表情も素晴らしかったですし、その表情を最初は逆光で見え辛くしておいて、「10年間 色々とありがとう」まで徐々に明るく見せる演出もなかなか秀逸。次回も楽しみです。
そして、裁判のシーンで映っていた本年3月で放送が終了してしまうTBSラジオ『荒川強啓 デイ・キャッチ!』の火・金レギュラーで、 “裁判傍聴芸人・阿曽ちゃん” こと、阿曽山大噴火さんが気になってしまいました(笑)
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