なつぞら (第53回・2019/5/31) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第9週『なつよ、夢をあきらめるな』の 『第53回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


咲太郎(岡田将生)がどんな思いを持って今の生活を選んだのか、亜矢美(山口智子)から知らされたなつ(広瀬すず)。兄の本心を知ったなつは、風車の2階に住む咲太郎を訪ねる。すると咲太郎は、自分が余計なことをしたせいで、なつが東洋動画の試験に落ちたのだと打ち明ける。落ち込む咲太郎に対し、なつは、再び秋にある東洋動画の試験を受けること、そして、もしそれが駄目でも、必ずいつか漫画映画を作ると宣言する…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

「初見の人が見たら…」と言う視点でも観るようになった…

今日も自分の思ったことを書こう…と思う。どう言う意味か分かる人には分かると思う。そして、全156話とされている本作の「1/3」が終わり、「2/3」に突入した初日の『なつぞら』の第53回のアバンタイトルにも不満が満載だ。ここ最近ずっと書いていることだが、本作は連ドラなのに連続性が担保されていない。

だから、最近は「初見の人が見たら…」と言う視点でも観るようになった。その「初見目線」で、なつ(広瀬すず)が “大袈裟” に泣きながら「もう 人のことは ほっといてよ!」と兄・咲太郎(岡田将生)と言った時点で、兄が相当お節介焼きで妹に迷惑をかけたのと、妹は自分の意見をしっかりいえる人で、感情を抑えず表に出す人の3点が分かる。

広瀬すずさんなら演技指導が無くてもやって貰わないと困る

次のなつの部屋でのシーンでは、遠くを見てため息をつくのが「お兄ちゃん ウザいな」に見えてしまったし、大事な大事な父の描いた絵を封筒に仕舞う仕草も、何だか事務員が督促状でも封筒に入れるような事務的作業にしか見えなかった。先日も書いた通り、こう言う演技指導と演技がダメなのだ。

『ひよっこ』では、良く行方不明になっていたヒロイン・みね子が父を思っての「お父ちゃん みね子は…」のモノローグが多用され印象的だった。本作の「ここ」だって、もっと父への思いを込めて、丁寧に丁寧に仕舞うべきだし、立ち上がる動作も歩き出す動作も、もっとやりようがあったのだ。

それをやらなから、面倒な兄の存在に不機嫌に見えてしまう。ついに言ってしまうが、この辺の芝居は、広瀬すずさん位の多数の映像作品への出演経験者なら演技指導が無くてもやって貰わないと困る…

キレては謝るの繰り返しだから、なつの本心が見えて来ない

主題歌明け。なつが、「風車」の2回の咲太郎の部屋を訪れて、開口一番こんなことを言う。

なつ「ゆうべは ごめんなさい…。ひどいこと言って」

そのあとの兄の謝罪に対して「そんなことない」も「お兄ちゃんは そこにいるだけで 私の力だよ」も、最たる台詞は8分頃の「頑張れ… お兄ちゃん」だ。そう。また、これなのだ。前回でも兄譲りなのか、まるで “瞬間湯沸かし器” のようにキレた直後に光子(比嘉愛未)へ謝った。そして、今回も同じだ。

これ、「一時的に感情的になる喜怒哀楽の激しい子」と「ちゃんと謝ることが出来る真面目な子」の2つを同時に描いているつもりなら、そう簡単に視聴者はなびかない…と言いたい。キレては謝りの繰り返しでは、「どうせ本心じゃないんでしょ!?」と思うのが当然なのだ。

このやり方、『まんぷく』で萬平が逮捕と釈放を繰り返したことで、「挑戦者」と「屈服しない人」を強調したつもりが「懲りない人」「学習しない人」に見えたのと同じ構図。だから、なつでも繰り返して、ろくなことは無いのだ。頑張って “兄思いの優しい子” を表現しているのは分かるが、本心に見えない。

それが2か月で描いて来たヒロインへの「人間性の分かり難さ」であり「共感し辛さ」なのだ。2か月も経過しているのに…だ。

なつがセル画への色付けの練習を陽平に教わる1シーンあったら…

そして物語は、10分過ぎに6月から9月へひとっ飛び。特に、以前に増して努力をした形跡もなく、合格通知を受け取って足をバタバタ。これだけでも「なんだかなぁ」なのに、私はアニメーター制作過程に詳しくないから間違っているかも知れない上で書く。

まず、なつの “才能” と表現されていたのは、「ダイナミックな表現力」と「個性」だったように思う。しかし、今回の再試験でやっていたのは、セル画への色付けだ。こちらは「ダイナミックな表現力」と「個性」よりも、「色彩のセンス」や「彩色の正確さ」を求められる作業なのでは?

脚本家と演出家が端折るのは勝手だが、せめて、セル画への色付けの練習を陽平(犬飼貴丈)に教わる位の1シーンが、あっても良かったと思う。

あとがき

きちんと主人公だけを丁寧に描かないから、一向に “なつ” が騒いで謝って、そのご褒美で上手く行く…ようにしか見えていません。こんな朝ドラで良いのでしょうか…

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緊急取調室 [3rd SEASON] (第7話・2019/5/30) 感想

緊急取調室 [3rd SEASON]

テレビ朝日系・木曜ドラマ『緊急取調室 [3rd SEASON]』公式
第7話『愛を試す女』の感想。
なお、2014年放送の『第1シーズン(感想)』と2015年放送のSP版『緊急取調室~女ともだち~(感想)』、『第2シーズン(感想)』は、鑑賞済み。



スポーツジム勤務の坂本(尾崎右宗)が殺され、元妻で宝石販売会社社長・佐知恵(大久保佳代子)が自首した。23歳年下の同社販売員・純(稲葉友)との入籍を控える佐知恵は、有希子(天海祐希)らに対し、彼のため1日も早く罪を償いたいと話す。10年前に別れた坂本とは金銭トラブルがあったという。小石川(小日向文世)は純に不審を抱き、事件の洗い直しを主張する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
シリーズ原案:井上由美子(過去作/緊急取調室1,2)
脚本:井上由美子(過去作/緊急取調室1,2) 第1,2,5,7
   福島治子(過去作/特命指揮官 郷間彩香) 第3
   香坂隆史(過去作/火の粉、限界団地、警部補・碓氷弘一) 第4,6
演出:常廣丈太(過去作/緊急取調室1,2) 第1,2,4,7
   本橋圭太(過去作/緊急取調室1,2) 第3,5,6
音楽:林ゆうき(過去作/緊急取調室1,2)
主題歌:家入レオ「Prime Numbers」(Colourful Records)

1回、特番の『白い巨塔』を忘れていたのが幸いした…

とにかく、私は本作が大好きだし期待感も非常に大きい。そして『3』となった『緊急取調室(通称・キントリ)』でも、第4,5話とゲスト俳優が秀逸な回が連続して大満足だった。しかし、前回は倉科カナさんの好演が光ったものの、『キントリ』としては、犯行動機が “ほぼ後出しジャンケン” で “今一つ” の仕上がりだった。

そんな私にとっての2週間前のモチベーションの低さが、1回、特番の『白い巨塔』を忘れていたのが幸いした…と言って良いだろう。

"キントリの生みの親"が手掛けた刑事と容疑者の秀逸な人間ドラマ

以前から書いているように、やはり本作の脚本を『キントリ』の “生みの親” である井上由美子氏が手掛けると、俄然と各登場人物が輝いて動き出す。

それだけではない。俳優業を本業としないタレントをゲストに起用することでの “新鮮さ” と視聴者の “不安” を、逆手にとって取調べの “緊張感” と “視界不良さ” にして、刑事と容疑者の秀逸な人間ドラマに仕立てた。

捜査一課の刑事たちの先輩と後輩描いた刑事ドラマの面白さも

それだけではない。今回は、これまで以上に、 緊急事案対応取調班の内部の対立と結束力に加え、警視庁刑事部捜査第一課の刑事たちの先輩と後輩の関係を描いた刑事ドラマとしての面白さも加味して来た。やはり、この位の完成度ででないと『キントリ』ファンは満足できない…

あとがき

きっと『キントリ』ファンなら、「ゲストがもっと演技派だったら…」と悔しい思いをしている人が多いと思います。大久保佳代子さんの頑張りは認めますが、周りのレギュラー陣が余裕の上に演技をしている作品ですから、やはり、せめて女優の肩書の人に演じて貰いたかったです。次回のゲストは、三宅弘城さんなので安心出来そうです…

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【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話


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