半分、青い。 (第92回・7/17) 感想

連続テレビ小説「半分、青い。」

NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』公式
第16週『抱きしめたい!』の 『第92回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


結婚式を終え、夫婦になった鈴愛(永野芽郁)と涼次(間宮祥太朗)。新居に移るまではこれまでどおりの暮らしを続けることに。そんななか祥平(斎藤工)が、結婚式で撮ったビデオテープを渡すため涼次と大納言にやってくる。帰宅後、ひとりでビデオを再生する鈴愛だったが、画面に映る自分の姿が恥ずかしく見ていられない。たまらずビデオを早送りし始めた鈴愛の目に、大好きな仲間たちの鈴愛に寄せるメッセージが映し出され…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

また、神前式でのズッコケを見せられるのか?

朝から、ホント頭が痛い。いや、頭痛じゃないのでご心配なく。原因はアバンタイトルだ。まあ、前回で脚本家の “したり顔” が映像にボカシで入ったように「次が面白いのよ!」的な、お節介で笑えないシーンを、朝からまた見せられるとは(昨日は劇疲れの夜に観たので)思わなかった。

不自然な状況を作り上げて、不自然な事をしても笑えない!

それにしても不可思議な神前結婚式。場所が何処かも告げられず(説明があったら教えて下さい)、神殿内で部外者が神主の真横でビデオ撮影はするし、でも一番おかしいのは、鈴愛が倒れること。

神殿がホテルや式場内なのなのか分からないが、少なくともそこで働くブライダルスタッフは十分な経験から細心の注意を払い「ほぼ絶対に」事故が起こらないようにしているのだ。

特に劇中の1999年? 頃は芸能人の結婚ラッシュで、どの会場も大盛況で、会場は人気商売だから、慣れない和服を着て初めての式に臨む新婦を数名でフォローするのが普通。そんな普通を描かずに、イレギュラーな状況ばかりを作り上げて、その中で「ほら、やった!」みたいにズッコケるから笑えない。

ズッコケシーンでの演出家のミスは鈴愛のミスより何十倍も大きい!

神主も巫女も棒立ち。不自然な位置の元住吉だけが、鈴愛の前に回り込んでビックリ顔を録画。この僅か 20秒程度の映像だが、本作ではやっちゃいけないことばかりなのだ。

まずは、神前結婚式をきちんと描かない。神前式で新郎新婦が原因のミスは殆ど起こらないのに起こした。そして、鈴愛の過去の言動から “わざと” やった可能性すら出て来てしまったこと。だって、前回で相手の両親への挨拶のシーンで、有らぬ事か大笑いした涼次の妻だ。

涼次1人にミスをさせたくないと考えて、「私も」とやる可能性があるのだ。それが、3か月半で我々視聴者が擦り込まれた鈴愛像。緊張から来るミスなら、あそこまで大々的にではなく、三々九度の回数を間違える位が、笑える限界で無いのか?

これを書く脚本家も脚本家だが、BGMの越天楽を利用して笑いのシーンに作り上げたり、如何にも…なカット割りだったりのセンスの悪い演出家も演出家だ。前回で書き足りなかったから書いてみたが、このシーンでの演出家のミスは鈴愛のミスより何十倍も大きいのは間違いない。

そして、今週の演出担当が『カーネーション』のチーフディレクターの田中健二氏だから目も当てられない…

演出家の判断で台詞を変えられる了承を得るべきと思う

さて、本編。自分の結婚式を「お式」と言う自己謙遜の意識のない鈴愛が東京に戻って来た。結婚祝いを店内で渡す店長もどうかしてる。

そして、前回の感想で書いた通りに “目まぐるしい場面転換” が始まる。これも前回に書いたが、草太やじいちゃんの何気ない台詞も “ポエムな台詞” に聞こえてしまうと言う悪循環。ここは、演出家の判断で台詞を変えられる了承を得るべき。こんなの続けていたら、いつまでも “つまらないトンネル” から抜け出せないと思う。

テンポアップが不自然過ぎる

で、どうでも良い話しか無かった岐阜から3分で「大納言」へ。そして、鈴愛自ら親に嘘をついたことを暴露。で、1分もしない内に場面は祥平らの部屋から、また1分もせずに「大納言」。直前のシーンでは編集真っただ中だったのに、直後のシーンでは完パケになってる。ほらね、テンポアップさせてる。

祥平の手作りビデオを早送りする鈴愛のシーンが一番嫌い!

そして、夜の鈴愛の部屋。目まぐるしいったらありゃしない。鈴愛が祥平から貰ったVHSテープを見るシーンだが、私が今回で一番嫌いなシーンだ。恥ずかしいとか理由を付けたって、ちょっと前に知り合っただけの(一応)映画監督が作った作品を早送りで見る(見てないが)と言うのが、本当に鈴愛はプロの漫画家だったのかと思う。

創造するエネルギーやモチベーションを保つことが、どれだけクリエーターにとって重要で大切で大変なことを知っていて、それが出来ずに挫折した鈴愛だからこそ、ここは涙涙で見るべきではないのか!

なのに脚本家も演出家もこの不自然さに気付かないのか無視して、「FIN」が出たら速攻停止させるのが鈴愛なのに、今度の不自然は無視して、続きを見ると言う異常な展開へ。せめて、VHSのパッケージに「式の模様と、サプライズ映像あり」とか書いてあるのを1カットでも入れたら、不自然さを払拭出来たのに。こりゃ、ダメだ。

「律がいない」で、結婚生活の末が見えちゃったね

そして、鈴愛へのサプライズ映像が、誰の目にも視聴者サービスにしか見えない浅はかさ。だが、そんなことどうでも良い。ラストで「語り」が大きなお世話なことを言っていたが、鈴愛は既婚者なんだから「律がいない」じゃないと思うが。もうこれで確実に先が見えちゃったね。

あとがき

え~と、結婚式が無事に終わって、「漫画家編」時代の登場人物たちがサプライズ登場しただけで15分終了。それも、鈴愛の律への思いを引きずっていることまで描いて、いやらしく終わりました。全員のコメントが終わった後に「みんな、ありがとう」と泣いて終わるのが普通じゃないのかなぁ。ここへ来て、再び三度、脚本家と演出家と私が乖離していく…

最後に。連休中の最終日、それも夜になってから投稿した前回の感想に 56回の Web拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。待っていて下さる読者さんが、本作の感想を書き続けるエネルギーです。ただ、そのエネルギーがウルトラマンのカラータイマーのように15分間を観終えると、ほぼ青色から黄色へ、感想を投稿し終えると赤色になります…

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ラストチャンス 再生請負人 (第1話/初回15分拡大・2018/7/16) 感想

ラストチャンス 再生請負人

テレ東系・ドラマBiz『ラストチャンス 再生請負人』公式
第1話/初回15分拡大の感想。
なお、原作の江上剛「ラストチャンス 再生請負人」(講談社文庫)は未読だが、2011年に発刊された江上剛人生に七味あり」(徳間文庫)が改題されただけ。



銀行員・樫村(仲村トオル)は順風満帆な人生を歩んでいた。だがある日、格上の銀行による吸収合併が発表される。多くの行員が辞め、ついに同期の宮内(椎名桔平)も去ってしまった。数日後、樫村は事実上の左遷で子会社への出向を命じられるが、やりがいも居場所もない。元同僚の妻・明子(長谷川京子)に背中を押され、樫村はベンチャー企業に転職予定で退職するが、就職先が買収され、話は白紙に。困り切った樫村は、知人のファンド会社社長・山本(大谷亮平)から一緒に仕事をしないかと声を掛けられる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:江上剛「ラストチャンス 再生請負人」(講談社文庫)
   江上剛人生に七味あり」(徳間文庫)
脚本:前川洋一(過去作/軍師官兵衛)
演出:本橋圭太(過去作/サイレーン 刑事×彼女×完全悪女)
音楽:村松崇継(過去作/未解決の女 警視庁文書捜査官)
主題歌:村松崇継「Starting over」(Climbing Records)

前作との違いに驚いた「3つ」のこと

前作の『ヘッドハンター』がオリジナル脚本でテレ東らしい連ドラの名作を作ってくれたので、次作も大いに期待したのだが、蓋を開けて見るとあまりの毛色の違った作品で驚いてしまった。

まず驚いたのは3つ。まず、一話完結でないこと。そして、第1話がほぼ主人公の設定説明で終わったこと。最後に、ネタに新鮮味がないこと。

1案件を何話まで引っ張るか? テレ東らしさを魅せられるか?

俳優らに若手が少ないのは少し気になるが、やはり今後で気になるのは、今回の終盤で描かれた案件を今後何話まで引っ張るのか? そして、テレ東らしい切り口や雰囲気を「用語解説」以外で魅せることが出来るか? この2つが成功のカギになるような気がする。

あとがき

私は、WOWWOWなどの有料放送は見ていませんが、この類のドラマって地上波以外では結構やってますよね。と言うことは、そもそも地上波では視聴率が取り難いテーマ。だとしたら、やはり「一話完結」にしないと厳しいかなと。個性的な出演者陣はとても興味深いのですが。次回からの通常運転に期待します。

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