わろてんか (第25回・10/30) 感想

連続テレビ小説「わろてんか」

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』公式
第5週『笑いを商売に』 『第25回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


北村屋が多額の借金を抱えていることを知った藤吉(松坂桃李)は、自分がこの借金を返済して店を建て直すことができたら、てん(葵わかな)との結婚を認めてほしいと啄子(鈴木京香)に詰め寄った。だが店を切り盛りしていた番頭が商売敵の米屋に引き抜かれ、客を持っていかれた北村屋はさらに窮地に陥る。新しい客を探して営業に回る藤吉は、町で昔の芸人仲間の万丈目(藤井隆)とキース(大野拓朗)に出会った。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

今回の感想は、この5行だけ!

  ●土曜日の感想に書いた [妄想] が的中した!
  ●行き当たりばったりの展開で、藤吉が何者か分からなくなった…
  ●ついに、吉本の芸人を投入してきたか?
  ●相変わらず、煽りと先走りのナレーションが不快!
  ●サブタイトルが『笑いを商売に』である不自然さ…

以上、終わり。また、明日…








実は、下にきちんと感想文はあります m(__)m






脚本家に負けぬよう、私も感想を箇条書きにしてみた

北海道、信越、北陸の日本海側以外は、今朝は青空が清々しい秋晴れの朝を迎えていると思うが、放送開始から2か月目の初日の15分間が、暗雲立ち込めたような悪天候だったため、脚本家に負けぬように、私も感想を箇条書きにして終わろうと思ったから、こんな表現になってしまったのだ。

読者の皆さんには下スクロールの手間を煩わせて申し訳ないが、こんなことでもしないと、幾ら私のドラマ愛で本作の右上がりを期待しようにも、受信料の無駄遣いを見逃さないようにしようにも、モチベーションが上がらないのだ。と言う言い訳はこの位にして…感想の箇条書きを放送の時間軸に合わせて説明してみる。

毎回、不快な思いをさせるアバンタイトル

毎回のように書いているが、なぜ本作はアバンタイトルだけで不快な思いをさせるのだろう?ナレーションで無駄に煽ったり、内容は見て知りたいのに先走って話したり。そんなことなら、今回の私の感想のように、アバンの1カット目に騒動のアジェンダの一覧でも見せてくれた方がマシだと思うが。

てん「この先 どんな苦難にも耐え…」
  N「…と 決意新たにしましたが…店が 何やらきな臭く…」

さて、冒頭のこの↑てんの台詞からナレーションに演出と編集。そもそも話が断片的にしか描かれないから、てんが「どんな苦難にも耐え」と決意したことすら曖昧なのに、もうこの時点では「決意した」ことになっている。また「店が何やらきな臭く」も、口上みたいな抑揚をつけて「ほら面白いよ」と言わんばかりなのが不快。

そして、このナレーション終わりで、サクッと主題歌とオープニング映像に繋げれば、松たか子さんの爽やかな歌声で少しは不快感が薄まるのに、このままアバンをダラダラと。そして、不動産屋を登場させて、もったいぶる展開。どうせ大したことでないのが直後に分かるのは、いつものこと。なぜ嫌がらせのように引っ張るのだろう?

"始末屋のごりょんさん" がいるのに客が不入りだったの?

この↓不動産屋の男と啄子の会話で、また新事実が! それは、だいぶ前から北村屋は船場で人気のない老舗の米問屋「北村屋」だったと言うこと。いや、私の勘違いなら、いつぞやそう描かれたのか?

不動産屋「お客さんも減ってはるようやし」
啄  子「ご心配には及びません。跡継ぎの この子が
     昔以上に繁盛させてくれますんや」

以前に “始末屋のごりょんさん” がいるから借金があろうと無かろうと、店はそれなりに客がいて繁盛していたのでは無かったのか。ん?だとすると、やはりおかしくないか?だって、てんに対して偉そうに「始末」の話をしたのに、店は不人気の上に経営も傾いているのは、両立しないのでは?

この「語り」では、店が傾いている理由が分からない…

N「この時代 大阪は 急速に近代化が進み
  その波が 北村屋にも迫っていたのです」

更に、今回の15分間を見た後にこの↑ナレーションを振り返ると、違和感を覚える。店が傾く理由が借金なのか番頭の引き抜きなのか、近代化なのか、それらの合わせ技なのか全く分からない。ただ「波が迫って」と煽るだけ。本当によくぞ毎回毎回アバンで不快にし、自ら崩壊してしまうのか。いっそ、アバンを止めたら良いのに…

今こそ「語り」で借金の金額や店の傾き具合を説明せぇ!

主題歌明け。店に大きな借金があること見つけた藤吉が、母の啄子に借金の理由を問い質す。がしかし、啄子は理由を話さない。それに腹を立てたのか、藤吉がいきなりこんな↓ことを言い出す。

藤吉「この借金は 俺が 何とかする。
   そのかわり ちゃんと店を立て直す事ができたら
   おてんちゃんを嫁として認めて欲しい」

そもそも借金がいくらかも提示されない状態で「何とかする」と言われても、藤吉にとってどれだけの葛藤なのか見えないから、共感も応援もし難い。こんな時こそお節介なナレーションで金額や店の傾き具合の解説でもしたら良いのに、肝心な時に語り無しだ。

藤吉の論理が変な原因は、脚本家の「一人前」の混同!

その上、怪訝に思うのは、藤吉が「店を立て直したら、てんを嫁として認めろ」と言う論理展開もおかしくないか?普通は「店を立て直したら、俺を一人前に仕事ができる…として認めろ」でありでないだろうか。もっと言うなら「一人前に仕事ができる」ことと「一人前の男」は違う。

「俺を一人前の男として認めるなら、てんも嫁として認めてくれ」との論理展開が自然だと思う。要は、脚本家が「一人前に仕事ができる若旦那」と「一人前の男」を混同しているのだ。そして、混同したまま藤吉の言動を進めてしまうからおかしくなるのでは…

いつ「だんご」と「カレー」は儲かる商売になったのか?

大見得を切った藤吉が、店の前で「新しい取引先の開拓や」と従業員らと仕度をするシーンも、何か、何かなぁって感じ。荷車に乗せているのは、先日の女中トキのアイデアを聞いて、てんが閃いたことになっている「だんご」と「カレー」の材料だ。あれって、先日に仕入れ原価を無視した商売だと啄子に指定されたのでは?

それとも、時間経過の中で啄子の指導できちんと儲けが出るような「だんご」と「カレー」になったのか。おいおい、全く描かれていないぞ。今週のサブタイトルは『笑いを商売に』だが、「笑い」が描けていないのは既に諦めているが、「商売」「儲けること」が何であるかを、描けていないのは致命的では?

悪かろう安かろうの番頭を藤吉が追い出したら良かった

8分過ぎ。番頭の又八が商売敵の天野屋に移ると言う。前回の感動で [妄想] した通りの展開だ。[妄想] のおさらいをすると、又八は悪かろう安かろうの米を売ってきた番頭だ。これはきちんと台詞にあった。そんな番頭が今の展開でいては、藤吉の頑張りが意味無くなってしまう。

まあ、普通なら「悪かろう安かろう米を売って儲ける番頭」と「美味しい米を安く売って借金を返す藤吉」が正面衝突して、藤吉が又八を追い出し、その上で「店を立て直したら、てんを嫁として認めてくれ」となるのでは?順番が逆だからおかしい上につまらないのだ。思い付きで前後を考えず並べるからこうなる。

一体、藤吉はどんな料簡の男なのかさっぱり分からない

更に、視聴者には「悪かろう安かろう米を売って儲ける番頭」の認識なのに、そんな番頭を藤吉が引き留めるって…もう何を描きたいのか意味が分からない。それに、母親が隠し続けて来た借金の理由が分からないと動かないって、藤吉はどんな料簡の男なのか? なのに、啄子はこんなこと↓も言う。

啄子「あんたなら立て直せると信じての事や」

もう、完全に私の理解の範囲を超えている。この母と息子は一体お互いをどのような人間として見ているのか?脚本家は啄子と藤吉をどんな人間として描こうとしているのか今回の10分までを見ても分からない。「なぜ、ちゃんと人物設定を固めてから脚本を書き始めなかったの?」と脚本家に聞いてみたくなるほど雑過ぎる。

「大阪編」になり "視聴者置いてきぼり状態" が加速中

そして、12分頃、突然に藤吉が「俺が この店の主や」と店を仕切り出すが…。これ、番頭が退職してから時間経過があるのだろうか?藤吉の前髪が濡れていないから数日か数週間経ったのか、はたまた退職の直後なのか?

もしも直後であるなら、何を見て従業員に指示を出しているのか分からないが、啄子の表情から察すると「あんたなら立て直せる」が現実のものとなりそうと言うことか?

とにかく、説明不足の上に、エピソードが思い付きの順番に並んでいるから、何がどこまで進んでいるのか一切分からない。「大阪編」になって、以前にも書いた「視聴者置いてきぼり状態」が加速している。もう訳が分からない。それなのにまたこんな↓ナレーションで煽るから頂けないったらありゃしない。

キース「ええ儲け話 あるで」
   N「おやおや、大丈夫でしょうか。
    何だか怪しい雲行きですが…」

あとがき

大胆にも本作が進む方向性である『笑いを商売に』をサブタイトルにしましたね。藤吉が「笑い」をどう捉えているのかも、てんが「笑い上戸」なのも全くと言って良い程に描かれていない上に、今回では「商売」も描けていません。それで、どうやって笑いを商売にするヒロインを描けるのか、プロのお手並みを拝見するしかなさそうですね。

最後に。投稿時間が遅くなってしまった土曜日の感想に、86回ものWeb拍手と、たくさんの応援コメントを頂き、ありがとうございます。「わろてんか」脚本の吉田智子氏、タイトルに納得していなかった!?』に「監督が “タイトル5文字の朝ドラはヒットする” という法則があるとの理由で、『わろてんか』にしようと提案された」とあります。

と言うことは、『あまちゃん』以降で考えると『ごちそうさん』、『マッサン』、『まれ』、『とと姉ちゃん』、『べっぴんさん』、『ひよっこ』はヒットしなかったってことですよね。内容の良し悪しはべつにして『ごちそうさん』と『とと姉ちゃん』はヒットしたように思いますが、いかがでしょう…
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今からあなたを脅迫します (第2話・2017/10/29) 感想

今からあなたを脅迫します

日本テレビ系・日曜ドラマ『今からあなたを脅迫します』公式
第2話『歌姫を守れ悪徳記者ヤラセ記事』の感想。
なお、原作:藤石波矢「今からあなたを脅迫します」(講談社タイガ)は未読。


脅迫屋の仕事を手伝う羽目になった澪(武井咲)は千川(ディーン・フジオカ)と共に依頼人・沙和子(大後寿々花)の元へ。ゴーストライター疑惑などの中傷記事で歌手・ERu(高月彩良)を自殺に追いやった雑誌編集長・茂木(小木茂光)を脅し、彼女の名誉を回復させる記事を書かせてほしいと頼まれる。澪は千川から、茂木との取引のためのスクープを捏造(ねつぞう)すべく、人気俳優・柿宮(栗原吾郎)に抱き付く役を命じられる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

演出の中島さん、ハンディカメラの映像は止めた方が良い!

第2話の脚本は、関えり香氏の単独執筆。演出は、『今度は「世界一難しい恋」演出の中島悟氏から「本物宣言」コメントを頂戴しました!』の投稿で、当blogとはご縁のある演出家の中島悟氏。

演出の中島さん、特に「脅迫屋」の室内シーンでのハンディカメラの映像は止めた方が良い。フィックスで撮るだけで全然見易さが違うから。字幕付きで見ると酔っ払ってしまうので。

澪の出番が制限されてマシになったが、益々変化が乏しく…

さて、1週空いたお蔭で、第1話の悪印象が薄まった。また、気のせいだろうか、第1話でやたらに登場した澪の出番が制限(限定)されたように感じた。そのため、ストーリー全体が見え易くなった。良くなったのはその位かな?

また、大人の事情でしょうがないとは言え、前回より増して、澪のカットに似たような動作のものが多く、何となく変化に乏しい映像ばかりに見えてしまう。もしも、それをカメラを揺らして逃れようと言うなら、本末転倒以外の何物でないと思う。

俳優頼みを止めて、「勧善懲悪」の物語重視にしたら?

それにしても、本作って何を視聴者に見せたいのだろう?「脅迫屋」の活躍なのか、「脅迫屋」の協力者の澪なのか?下世話な言い方をすれば、ディーン・フジオカさんと武井咲さんのどっち目当ての視聴者向けに作っているの?ってこと。そこをハッキリさせちゃった方が視聴者の見極めがついて良いような…

もちろん、私は上記のいずれでもなく、「脅迫屋」で「勧善懲悪」を見たい。同局で放送中の『ブラックリベンジ』と類似点があるが、脚本も演出も割り切っている分だけあちらの方、が面白味がある。従って本作は俳優頼みを止めて、物語重視にして差別化したら化ける可能性はあるかも?

あとがき

中島悟さんが演出担当でなければ、前回でとっくに離脱しているのですが。でも、前回よりは幾らかマシになったかな?と言う感じはします。次回で継続視聴の見極めをするつもりです。

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【これまでの感想】
第1話


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