あまちゃん (全156回) 総括と言うより156回分の感想で書き切れなかったこと

NHK総合・連続テレビ小説『あまちゃん』公式
[全156回 全26週]の総括と感想。

まえがき

本放送が終わり二日も経ったので、私の総括なんて読む方はいないと思います。でも、全156回の感想では書けなかったことがあるので、備忘録として書いておこうと思います。と言うわけで、長文です…

ラスト3分は「潮騒のメモリー-完全版-」のPVだった!

総括と言いつつ、まず最終回分で書き忘れたこと。それは、最終回のラスト約3分間のお座敷列車の部分が、「潮騒のメモリー」の巧妙なプロモーションビデオ(以下“PV”)になっていたことだ。音楽とドラマが一体化した『あまちゃん』ならではの、脚本&演出だと思う…

私はこれまで、忠兵衛さんが漁に出る時の映像が、第43回(5/20)は春子の、第154回(9/26)は鈴鹿ひろ美の歌声による、「潮騒のメモリー」の歌詞に合わせた思い出ビデオ風PVに演出されているのが良いと書いた。脚本のト書きや台詞でどう指示されているのか知らないが、PVのようにシンクロしているのが、楽しかった。

そして最終回。ついに潮騒のメモリーズの歌声が加わった「潮騒のメモリー-完全版-」の思い出ビデオになった。それは、列車内の北三陸の人たちの笑顔に始まり、水口やヒロシたちの目線を通しての車窓から、敢えて復興途中の少し痛々しい海岸線を映し出し、元気に走るアキとユイで締めくくる。

それも、過去の2本のPV風よりも、きちんと歌詞と映像がシンクロ(同期)して。如何にも最終回らしいエンディングで良かったと思う。北三陸の人たちがのちに「あんなこともあった」と明るく振り返ることができるような良い思い出ビデオだった。

総括。魅力的で個性的な登場人物がすべてだった!

さて、全156回の総括。終わってみれば、放送前の事前情報は当てにならないと言うことだ。当初は、主人公の地方の女の子が海女として地元のアイドルになり、やがて全国区のアイドルになる話で、舞台が三陸だから震災も描くだろうと言う噂が多かったと思う。

しかし実際は、東京出身の女の子・アキが母・春子の実家に帰り、祖母・夏に「海女になりてぇ」と言って地元アイドルになり、今度は「東京でアイドルになりてぇ」と上京しアイドル修行。そこへ震災が起こり「地元に帰りてぇ」と地元復興のために奮闘する話。

もちろん、そこに母子三代の確執の話や、主人公の母の「アイドルになりてぇ」と言う夢が挫折した話が絡んでくる。しかし、基本的には、“東北応援歌”だったと思う。最終回のアキとユイがトンネルの先に見える輝かしい場所に向かって、手をつなぎ仲良く走っていくのは、まさにそう言うことだろう。

私は、当初の噂が戦略かどうか知らないが、これで良かったと思う。現実の世界で発生した東日本大震災を、想像の世界の登場人物たちが体験すると言う企画の面白さ(もちろん被災地や被災者を笑う意味で無く、再現ドラマでない形で震災を描くと言う発想と説得力の個性が面白いの意味)が十分に味わえたからだ。

それも、個性的で魅力的な(架空の)登場人物たちばかりだからこそ、実際の東北の人たちの3・11の前と後の生活や人生観の変化を、ドラマの中の(架空の)“北三陸”の地で魅せてくれたのだと思う。

最後に、いろいろ気づいたこと…

まず、本作は“アラフォー世代への応援歌”の一面もあったと思う。トリプル結婚式を挙げた3組のカップルも太巻社長以外はみんな40歳代の設定。脚本の宮藤官九郎氏も1970年生まれ。世の中を団塊の世代から40代中心に変えていこうと言うメッセージが聞こえてきた。

もう一つが、“ひとりっ子あるある”。第104回の夫婦喧嘩から、春子も正宗もアキもみんな一人っ子と言う設定が明らかになっている。春子とアキのやり取りのあちこちや、夫婦ケンカの中身まで、所謂「ひとりっ子あるある」が詰まってる。ひとりっ子の良し悪しは置いておいて、家族を描く朝ドラの中心が、「継続一人っ子家族」と言うのも面白い設定だったと思う。

最後に、当blogで何度も書いた、“町おこしあるある”だ。アキの一声で「海女カフェ」が開店し、「海女ソニック」で盛り上がったのも、「潮騒のメモリーズ」で北三陸が盛り上がったのも、町おこしを成功させる重要素である“よそ者・若者・バカ者”を兼ね備えたアキと言う存在があったからだ。

地域のしがらみのなさ、破壊力のあるエネルギー、場を読まないタイミングを持ったアキのような地元のアイドルこそ、全国で町おこしに関わる人たちの希望だと思う。それをこのドラマは解りやすく描いてくれた。全国で「我こそアキになる!」と言う声が上がると良いと思う。

あとがき

アキが観光海女になるまでの“故郷編”の人情喜劇の面白さが、“東京編”になって多少薄まりましたが、劇中の震災以降にまた面白さが戻って来てよかったです。何だかんだと6か月に亘り感想を書きましたが、これまでのクドカン作品とは違う、15分×6日×26週間の構成(流れ)の面白さを堪能しました。
スタッフとキャストの皆さん、楽しい作品をありがとうございました。 そして、この長文を最後まで読んで下さったみなさん、
6か月間に亘り感想を読んで下さったみなさん、ありがとうございました。

『あまちゃん』総集編(前後編)が放送されます。
10/14(月・祝)総合
《前編》午前8:20~9:48
《後編》午前10:05~11:35

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本作は音楽関連商品が充実していたのも特徴だと思います。サントラ好きの私は、『サントラ1』と『2』『歌のアルバム』など購入して、今も聴いています。特に『サントラ1』と『2』は日常生活のBGMにも良いですよ。
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ごちそうさん (第1回・9/30) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ごちそうさん』公式
第1週『いちご一会』【全1回】の感想。


昭和20年、夏。焼け跡の大阪で、子どもたちに食事を配る卯野め以子(杏)の明るい声が響いていた。さかのぼること34年、明治の東京。洋食屋の娘・め以子(豊嶋花)は、小学一年生。父・大五(原田泰造)、母・イク(財前直見)、祖母・トラ(吉行和子)は、並外れた食いしん坊っぷりに手を焼くが、め以子には父のオムレツと祖母のぬか漬けは最高の味だ。ある日、新鮮な卵のオムレツをと、め以子は学校の鶏小屋に忍び込む。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

普通の「朝ドラ」って感じでスタート!

公式サイトを見ると、
「食べたい気持ちが強いってのは、生きる力が強いってことさ」
と、既にテーマの提示がある。第1話を観る限り、正にその通り。最近の「朝ドラ」ってこんな感じなんだろうなと予想できる仕上がりだった。

前作『あまちゃん』と比べるのもおかしな話だが、暫くぶりに観た朝ドラが衝撃的だったのだろう。小学生の頃の登校前に観ていた「朝ドラ」のテンションを思い出し、懐かしくなった。

あとがき

こう言う“いかにも”ってのが、本来の朝ドラなんでしょうね。取り敢えず初回の15分では何もわかりませんので、『2013年10月期の秋ドラマの期待度』に書いた通り、一週間は観てみようと思います。感想記事の継続は様子見します。

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