映画「美女と野獣(字幕版)」 感想と採点 ※ネタバレなし

映画「美女と野獣(字幕版)」 感想と採点 ※ネタバレなし
映画 『美女と野獣(字幕版)』公式)を公開初日4/21に、劇場鑑賞。採点は、★★★★(最高5つ星で4つ)。100点満点なら79点にします。

私の評価基準(映画用)

ざっくりストーリー

1人の美しい王子が、魔女の呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまった。魔女が残した一輪のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、愛されることが出来なければ、永遠に人間には戻れない。呪われた城の中で、希望を失いかけたその時、美しい村の娘ベルが城に現れる。

聡明で進歩的な考えを持つ彼女は、閉鎖的な村に馴染めず、傷つくこともあった。“人と違う” ことを受け入れるベルと触れ合ううちに、“人と違う” 外見に縛られて自分の価値を見出せず似た野獣の王子の心が変化していく。互いに惹かれ合う2人だが…

実写と最新VFXで現代に蘇るキラキラ輝くお伽噺の世界

アニメ映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネート作品されたディズニー・アニメの不朽の名作の実写映画にしたのが本作。最近のディズニー・アニメのように、昔のお伽噺をディズニー&現代解釈で再構築するのではなく、あくまでも1991年のアニメ版をベースに完全実写化。そのため、ストーリー的な新鮮さは乏しい。

しかし、実写と最新VFXで描かれる豪華絢爛な美術や衣装は、正に現代に蘇るキラキラ輝くお伽噺の世界。また、個性的な俳優陣たちの素晴らしい歌声と巧みなカット割りで、観客を作品の世界へグイグイと惹き込んで行く。

失意のベルを、城の召使たちが大騒ぎするシーンは圧巻

ビル・コンドン監督のミュージカルの魅せ方も素晴らしい。繊細で美しく、メリハリのある映像は、アニメ版とは一味も二味も違った新鮮さ。特に、スリリングなシーンでのスピード感に圧倒された。また、ベルと野獣のダンスシーンは、有名過ぎる主題歌「美女と野獣』の使い方含めてとてもロマンチック。

個人的に目を奪われたのは、失意のベルを、ポット夫人や蝋燭のルミエール、置き時計のコグスワースや洋服ダンスのワードローブなど家財道具に変えられた城の召使たちが、幻想的な大騒ぎを繰り広げるシーン。あのエネルギッシュでお洒落な場面は、最近のミュージカル映画では飛び抜けて見応えがあった。

アニメ版に忠実過ぎる実写化をどう捉えるか?

そして、自分の魅力を信じること、人間の本当の美しさは外見ではないと言う、「美女と野獣」の普遍的なメッセージは、本作にも確実に受け継がれしっかりと伝わってくる。

しかし、アニメ版に忠実過ぎる実写化と言う制作意図には、賛否が分かれるかもしれないが、アニメ版へのオマージュと捉えて、超一級のエンターテインメントを観ると言う視点で、思い切り楽しむ方がしあわせになれる、そんな作品だった。

最後に一言。私はオリジナルの雰囲気を楽しみたいがために「字幕版」を選んだ。そのことは音楽と台詞とカット割りの絶妙さを味わえて後悔は無い。しかし、アニメ版と比較するとベルを演じたエマ・ワトソンの歌唱力、特に高音部が残念だった。まあ、声重視で配役するアニメと実写では事情が違うが、そこがマイナスだった。

あとがき

1991年のディズニーアニメ不朽の名作の忠実過ぎる実写映画と言う点は、賛否が分かれるでしょう。私はそこを “アニメ版へのオマージュ” と捉えて、超一級のエンターテインメントを観ると言う視点で、思い切り楽しむ方がしあわせになれると思います。歌詞の世界観からすると、字幕版がよろしいかと。

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映画「グレートウォール(2D・字幕版)」 感想と採点 ※ネタバレなし

映画「グレートウォール(2D・字幕版)」 感想と採点 ※ネタバレなし
映画 『グレートウォール(2D・字幕版)』公式)を本日4/16に、劇場鑑賞。採点は、★★★☆☆(最高5つ星で3つ)。100点満点なら50点にします。

私の評価基準(映画用)

ざっくりストーリー

世界中を旅するウィリアム(マット・デイモン)ら20数名の傭兵部隊は、シルクロードの中国国境近くの砂漠地帯で馬賊の襲撃をかわし、身を潜めている所を謎の獣たちに襲われる。何とか生き残ったウィリアムとトバール(ペドロ・パスカル)は、禁軍が守る巨大な城壁 “万里の長城” に辿り着くが、降伏を余儀なくされる。

ウィリアムとトバールは、戦略を司る軍師ワン(アンディ・ラウ)や女性司令官リン隊長らから、自分たちを襲った獣は、二千年前から60年に1度現れる饕餮(とうてつ)と言う伝説の怪物で、万里の長城はその獣の群れを都に入れないための防壁として築かれたことを知らさせる。

そして、ついに物凄い地響きと共に無数の饕餮が迫って来た。禁軍の全部隊も万里の長城に終結し…

超B級な怪獣スペクタクル・アクション・戦隊モノ風映画

遠い昔の中国を舞台に、建造年数1700年、総延長20万キロの人類史上最大の建造物 “万里の長城” が “ある目的” のために築かれたと言う伝説と戦いに迫るファンタジー・アクション映画。と言いたいが、超大作の割にアメリカでのお大コケっぷり(米興収7500万ドルの大赤字)は、先日のアカデミー賞でもネタになった程だ。

とにかく、本作を突っ込み所満載、B級感丸出しの怪獣スペクタクル・アクション・戦隊モノ風映画だと、最初から割り切って観るのが正解。

人間も獣も "没個性" で人間ドラマがざっくり見えちゃう

まず、金銭や名声のために傭兵をしてきた主人公が、個を捨て国家を守るために戦う禁軍の戦士たちと関わることで正義に目覚め…なんて使い古されたストーリーが醒めちゃう。

その上、何となく “目立つ” 程度の登場人物はいるが、突き抜けた個性を放つキャラクターがいない。クリーチャーもほぼ1種類しか登場しないし、怖さもキモさも無い。だから結局、人間も獣も “組織” や “集団” にしか見えずに、人間ドラマがざっくりしたまま終わってしまうのだ。何よりそこが一番残念だ。

B級映画の割に、ビジュアルの美しさと迫力だけはスゴイ

ただ、B級映画の割に、ビジュアルの美しさと迫力だけはスゴイ(と言いつつ、2Dで十分と判断したが。万里の長城を守る精鋭部隊は、まるで戦隊モノのように色分けされ、弓矢や磁石や火薬をふんだんに取り入れたアクロバティックな戦いは見応えがあるが、地上戦になるとあの『エイリアン』の焼き直しみたいにしょぼくなる。

やはり見所は、空中石弓、空中戦などアクロバティックな戦いを繰り広げる。中でもパンジージャンプの様な扇子状の道具を使って、獣と闘う美女戦士軍団のアクションだろう。高所恐怖症なら 2D でも十分過ぎる位に恐怖体験できるから。

さて、本作は、名匠チャン・イーモウ監督のハリウッド進出作だが、恐らく今後はこの類の作品のオファーは無いだろう。アジアの映画監督が、ハリウッドで活躍して欲しいと願うのだが…

あとがき

金銭や名声のために傭兵をしてきた主人公が、万里の長城で怖さもキモさも乏しい伝説の獣たちと、戦隊モノみたいに色分けされた中国の戦士たちの命懸けで戦う姿を見て、正義に目覚めちゃうってお話。そこさえ了承済みなら、あとはB級映画の割に凄い、ビジュアルの美しさと迫力を楽しむだけです。

過度な期待は禁物です。あと、眼鏡使用の私にとって、「100分超の3D字幕版」は目に厳しいので、足を延ばして「2D字幕版」を観に行きましたが、十分楽しめました。

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