最後から二番目の恋 (第3話 1/26) 感想
1/12からフジテレビで始まったドラマ『最後から二番目の恋』(公式)の第3話『大人の青春を笑うな!』の感想。
和平さんが、一つ一つ面白くて、一つ一つ可愛過ぎる!
とにかく長倉和平さんが良い。和平さんの言動の一つ一つが面白くて、一つ一つが可愛過ぎる。中に入ってる?のは中井貴一さんなのだが、中井さんと和平さんが完全に一体化してる。
脚本も演出も演技も、ピッタリとハマっていて気持ちが良いほどだ。一条(織本順吉)さんとのやり取りも、千明(小泉今日子)に謝罪をしに職場に行くのも、大橋秀子(美保純)への真摯な態度も。更に、これらがちゃんと単なる面白さだけでなく、ドラマの伏線になってる。
このドラマで再認識したこと。それは、中井貴一さんって改めてすごくいい俳優さんだと言うことと、岡田恵和さんの脚本力だ…
バランスが良い!
このドラマ、若い人たちには些か古臭く思えるかもしれない。しかし、本作の良さは、その一見古臭く感じるテンポだったり、力の抜け具合だと思う。
例えば、自然体に見える演技とそれを活かすための魅力的な配役、軽妙な会話のやり取り、舞台になってるロケーション。それらのバランスがとても良い。
トーンは緩いけれど、決して手抜きを感じさせない正統派のドラマづくり。こう言うドラマは久し振りだ。
ダブル主役のドラマは、こうあって欲しい!
最近、視聴率のためか芸能事務所のゴリ押しのためか、やたらとドラマのダブル主役が目立つと思う。それ自体は悪いと思わないが、主役2人を単純に並行や同等に扱うだけで、面白さに繋がっていない作品も多い。
しかし、本作は違う。1話毎に千明と和平のどちらかを若干メインに描きつつ、2人だけのパートもしっかり作り、少しずつではあるが、途切れずにちゃんとドラマが進んでいる。
これならどちらの主役のファンも楽しめるし、脇役のファンも全員が主役に絡むから楽しめる。ダブル主役のドラマはこうあって欲しいと思う。
個人的には、アラフォー女性3人のレストランのパートと主題歌に違和感を覚えますが、それをしてもこのドラマは面白いと思います。視聴率は稼げないかもしれませんが、久し振りの恋愛&ホームドラマの王道に期待します。
TVドラマが好きだった [単行本] 岡田 惠和 (著)
ぼくらがドラマをつくる理由 [単行本] 北川 悦吏子 (著)
ニッポンのテレビドラマ 21の名セリフ [単行本] 中町 綾子 (著)
ビーチボーイズDVD BOX
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/3360/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → 記事のコメント欄に、貴方のブログ名、ブログ記事のタイトル名とそのURLをご記入下さい。こちらで確認して公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
また、http://dmesen.seesaa.net/article/248786745.html でも、受け付けております。
- 関連記事
-
- 理想の息子 (第3話 1/28) 感想 (2012/01/29)
- 13歳のハローワーク (第3話 1/27) 感想 (2012/01/28)
- 最後から二番目の恋 (第3話 1/26) 感想 (2012/01/27)
- 最高の人生の終り方~エンディングプランナー~ (第3話 1/26) 感想 (2012/01/27)
- ダーティ・ママ! (第3話 1/25) 感想 (2012/01/26)