サギデカ (第4話 [連続5回]・2019/9/21) 感想

サギデカ

NHK総合・土曜ドラマ『サギデカ』公式
第4話 [連続5回]『金と命』の感想。



加地(高杉真宙)の消息が途絶える一方、巡査長の戸山(清水尋也)は大金を奪う振り込め詐欺の動きを察知。被害状況を精査した今宮(木村文乃)はあることに気付く。一方、新薬承認の折衝が滞る廻谷(青木崇高)は…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:安達奈緒子(過去作/コード・ブルー3、透明なゆりかご、きのう何食べた?)
演出:西谷真一(過去作/あさが来た) 第1,2,3
   村橋直樹(過去作/透明なゆりかご) 4
音楽:谷口尚久(過去作/映画「結婚」「渋谷」)

豪華なゲスト俳優陣で極上の刑事ドラマに仕上がった第4話!

共助課の見当たり犯・上野役の中村靖日さんも、凄いキャスティングだと思うが、“番頭” の男役に長塚圭史さん、そして、超怖い桑原傑役の田中泯さんと、今回も超絶妙で豪華なゲスト俳優陣で盛り上がった『サギデカ』の第4話。

いいねえ。前回で自分自身の “詐欺師だった両親の片棒を知らずに担いでいた” のを知った主人公・今宮(木村文乃)の焦りと葛藤と、加地(高杉真宙)が企んでいる事件を巧みに絡めて、極上の刑事ドラマに仕上げたって感じ。

警察と犯罪者と被害者を明瞭に丁寧に描き分けてくれた!

加地(高杉真宙)が居なければ事件が解決しないのでは? と言う見方もあると思うが、本作が「振り込め詐欺をテーマにした社会派ヒューマンドラマ」と言う前提に立てば、警察と犯罪者と被害者をきちんと描き分けつつ、個々の事情を丁寧に描くべき。その2つを今回は見事にやってくれた。

この位の全体のバランスが良いと思う。いや、良かったと思う。次回が最終回だから…

あとがき

見方によっては、普通の刑事ドラマになったように見えたかも知れませんね。ただ、これまでの 3話分を見ている視聴者なら「振り込め詐欺をテーマにした社会派ヒューマンドラマ」と見えたと思います。やはり、1つの事件を多方面の角度から描く方が面白いです。

更に今回は『透明なゆりかご』の演出担当の村橋直樹氏が担当したことで、終盤の今宮と加地のアップのカット割りが印象に残りました。次週の最終回に期待します。

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なつぞら (第150回・2019/9/21) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第25週『なつよ、千遥よ、咲太郎よ』の 『第150回』の感想。


 本作は、2019/8/20 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


千遥(清原果耶)にあるものを届けにきた剛男(藤木直人)は、父の手紙が咲太郎(岡田将生)となつ(広瀬すず)と千遥の三兄妹全員に届いたことを知り…。なつは、剛男に夏休みになったら優(増田光桜)と千遥と千夏(粟野咲莉)を連れて遊びに行くと話す。そんな時、剛男は、最近、泰樹(草刈正雄)が穏やかになったと話し…。そして十勝では、泰樹が富士子(松嶋菜々子)にある思いを話す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

千遥の笑顔が良かった!

あと残り1週間となったから、今回は気になる点を1つ1つ挙げては突っ込むのを止める。面倒だし、書いたところで変わりゃしないから。

で、今回で良かったこと。千遥(清原果耶)の笑顔が見られたこと。これに尽きると言っても良い。とにかく、脚本が遠回しで雑な上に、演出が適当だから、どうしても客商売をしている女将、先代から腕を買われた女将として、千遥が不愛想過ぎた。その千遥が笑った。

結果的に、夫の浮気、離婚、「杉の子」のことなど、いろいろな心労があって、あの不愛想になっていたと、ここは好意的に解釈した。やはり、この1週間、朝ドラ、それにラスト2週の割に、登場人物たちの笑顔が少な過ぎた。やはり、朝は笑顔を見たい。そんな単純なこともやって来なかったのが『なつぞら』なのだ。

なつが立って、ポットで茶を入れたのが映った!

もう1つ良かったのは、中盤で なつ(広瀬すず)と剛男(藤木直人)が夜の自宅で話すシーン。「クララが立った」と言わんばかりに、久し振りに「なつが立った」。なつの「引きの画」が入って、更に珍しいことに なつが動きながら台詞を言った。ここ最近、妙な編集で なつのアップばかりが多用されていたから新鮮だ。

ポットを持ちながら台詞を言っていた。残念ながら、ポットから湯を急須に注ぎ、湯呑みに注ぐ手元は映っていなかったし、ポットの蓋は開けっ放しだったが(失笑) それでも、立って茶を入れて剛男に供すまで一連の動作が描かれた。こう言う普通に人のような描写が、もっとあったら良かったと思う。

あとがき

ツッコミどころを無視すると、本当に感想らしきものは無くなりますね(苦笑) 結局、千遥が浮気夫から離婚へ話が進んだのを 5日間かけて描いて、土曜日は益々忙しくなった(らしい)なつを助けに富士子(松嶋菜々子)が上京しただけ。最終回の予告編を見ても、ただ全員集合して大騒ぎするだけみたい。

なんか、来週で終わるような “盛り上がり” が全くないように思えてしまうのは私だけ?

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これは経費で落ちません! (第9話 [全10話]・2019/9/20) 感想

これは経費で落ちません!

NHK総合・ドラマ10『これは経費で落ちません』公式
第9話(全10話)『水曜日の領収書の巻』の感想。
なお、原作の漫画、青木祐子「これは経費で落ちません!」(集英社オレンジ文庫)は未読。


沙名子(多部未華子)は太陽(重岡大毅)と花火を見に行くが、スマートフォンがぬれて壊れた上、突然の雨で風邪をひいてしまう。翌朝、太陽は沙名子の弟のふりをして会社に休暇願の電話を入れる。そんな中、会社の情報が社外に漏れたことが明らかになる。しかもそれに沙名子が絡んだ可能性が浮上。経理部の面々は無実を信じるが、専務・格馬(橋本淳)は沙名子を怪しむ。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:青木祐子「これは経費で落ちません!」(集英社オレンジ文庫)
脚本:渡辺千穂(過去作/べっぴんさん、ウチの夫は仕事ができない) 第1,2,4,9
   藤平久子(過去作/ミラクルちゅーんず♪、Missデビル人事の悪魔・椿眞子) 第3,5
   蛭田直美(過去作/ワイルド・ヒーローズ、映画「女の機嫌の直し方」) 第6,7,8
演出:中島悟(過去作/きょうは会社休みます。、世界一難しい恋、ドロ刑) 第1,2,3,6,8
   松永洋一(過去作/マジすか学園1、でぶせ、ん男水!、デカワンコ) 第4,5,9
   本多繁勝(過去作/Missデビル、白衣の戦士!) 第7
音楽:安田寿之(過去作/劇伴担当の記録なし)
主題歌:阿部真央「どうしますか、あなたなら」

経理部が舞台の探偵ドラマになっちゃった…

人の噂も七十五日を(ななじゅうごにち)と読ませたのに、法要の四十九日は(しじゅうくにち)と読ませたんだ…。

さて、前回の第8話から、何となく方向性が変わって来た本作。今回は「領収書や請求書から見える思わぬ人間模様を描いたオフィスドラマ」と言うより、経理部が舞台の探偵ドラマ。そして、経理部のドラマの割に、会社の信用、存続に関わる大事件へ発展。

なのに、社員のパスワードを書面にて提出させるなど、今時の会社らしからぬ描写もちらほらと。

沙名子の正義感と真面目さが中心に描かれるドラマの方が…

最終章と言うことで、大風呂敷を広げたのは分からなくもないが、沙名子(多部未華子)に絡む登場人物が多過ぎて、テンポも若干悪くなったし。第7話までの、沙名子の正義感と真面目さが中心に描かれる「領収書や請求書から見える思わぬ人間模様を描いたオフィスドラマ」の方が良かったなあ。

あとがき

最終回直前の前振りの49分でしたね。それ以上以下でもない。でも、経理部がアウトソーシングされるのか、最終回がどうなるのか全く予想が付かないのは良いこと。最終回に期待します。

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凪のお暇 (第10話/最終回・2019/9/20) 感想

凪のお暇

TBS・金曜ドラマ『凪のお暇』公式
第10話/最終回『凪、お暇終了!』の感想。
なお、原作の漫画、コナリミサト「凪のお暇」(秋田書店「Eleganceイブ」連載中)は未読。



慎二(高橋一生)とゴン(中村倫也)から思いを寄せられ戸惑うばかりの凪(黒木華)に、ママ(武田真治)は‘お暇(いとま)の出口’つまり1人で生きるのか誰かと生きるのか、この先を決める時が来たことを示唆。石のブレスレットを外すことができるようになった龍子(市川実日子)、妹を訪ね50年ぶりの里帰りを果たした緑(三田佳子)ら、アパートの人々もそれぞれが次の一歩を踏み出そうとしていた。そんな中、凪が幹事となり、スナックで住人達のカラオケパーティーが開催される。慎二も参加したその席上、凪は思わぬ事実を知る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:コナリミサト「凪のお暇」(秋田書店「Eleganceイブ」連載中)
脚本:大島里美(過去作/早海さんと呼ばれる日、花燃ゆ、あなたには帰る家がある)
演出:坪井敏雄(過去作/花のち晴れ~花男 Next Season~) 第1,2,5,最終
   山本剛義(過去作/Nのために、夜行観覧車、コウノドリ2、グッドワイフ) 第3,4,6,9
   土井裕泰(過去作/重版出来!、カルテット、この世界の片隅に) 第7
   大内舞子(過去作/屋根裏の恋人の第6,7話のみ) 第8
音楽:パスカルズ(過去作/情報無し)
主題歌:miwa 「リブート」(ソニー・ミュージックレーベルズ)

テーマパーク『凪のお暇』は終わらないし無くならない…

原作が未完だからとか、原作が未完だからTBSが続編を企んでいるとか、そう言う下衆な詮索は抜きにして。

これまで、本作の感想に書いて来たのは、本作は『凪のお暇』と言うテーマパークがあって、 視聴者自身がその中に入り込んで、それぞれのキャラクターたちを見て共感して笑ったり泣いたりするのを通して、視聴者自身もいろいろ考えたり成長出来たりするような作品だと。

その視点で最終回を捉えると、凪(黒木華)の “お暇” は終わってしまったが、『凪のお暇』と言うテーマパークは終わらないし、無くならないと思う。

この位、ふんわりとした着地こそが本作らしくて良かった!

それぞれの登場人物たちはバラバラに去って行ったり、成長して変化はしたが、ずっと視聴者の中で生き続ける。

ラストの水族館デートで、別れを告げた凪が振り返って慎二(高橋一生)に言う「バイバイ 慎二」は、変化する前の慎二に向けた言葉のように聞こえたし、黄色の扇風機抱えながら壊されるアパートを見て凪が言う「ありがとうございました。お暇 おしまいっ」の最後の「っ」にも…

龍子(市川実日子)と慎二の兄・慎一(長谷川忍)との同棲にも、ずっと『凪のお暇』と言うテーマパークが続いていく…そんな着地点だったと思う。この位の、ふんわりとした着地こそが、本作らしくて良かったと思う。

あとがき

誰と誰がくっついたら良かったのに…とか、賛否両論ありそうな最終回だったかも知れません。でも、私は作風を考えると、この “ふんわり着地” は良かったと思います。

ただ、本作をずっと応援して来た立場として、敢えて厳しく書くとすれば、本作に対して世間の話題性も評判も良かったのに、思った以上に視聴率が伸びませんでした。その理由は、やはり最近多過ぎる恋バナドラマへの視聴者の飽きであったり、毎期出ずっぱりの人気俳優が脇を固めたことの新鮮さ不足かなと。

もっと、恋バナ色を薄めて、第8,9話位の軽めの人間ドラマにして、連ドラで見ないような俳優陣を揃えたら違った結果になったかも。でも、やはり、この俳優さんたちでないと『凪のお暇』と言うテーマパークが出来なかったのは確か。テレビドラマって難しいですね。

なお、Blu-ray & DVD BOXが発売されますが、Amazonと楽天ブックスで限定先着特典が異なりますので、ご注意下さい。

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なつぞら (第149回・2019/9/20) 感想 ※追記あり

2019/9/20日 18:10 「あとがき」の後に追記あり
連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第25週『なつよ、千遥よ、咲太郎よ』の 『第149回』の感想。


 本作は、2019/8/20 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


千遥(清原果耶)からお店を辞めたいと聞いたなつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)は、千遥の働く料理屋「杉の子」に向かう。店には、すでに千遥と、千遥の育った置き屋の女将・なほ子(原日出子)が来ていた。そして扉が開き「杉の子」女将の雅子(浅茅陽子)と、千遥の旦那である清二(渡辺大)が入ってくる。一同、向き合う中、千遥は自分の思いをポツリポツリと語り出す。そして、なつは…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

きっと、十勝メンバーも総動員して必死になっている…

まっ、確かに、なつ(広瀬すず)は父が戦死して、母を空襲で亡くして、東京の戦災孤児となったのを、言い方は別にして父の戦友だった剛男(藤木直人)によって兄・咲太郎(岡田将生)と妹・千遥(清原果耶)と別れさせられたのだから、なつが千遥の離婚を剛男に報告するのは、ギリギリセーフなのだろうか?

むしろ、これ見よがしに挿入された夕見子(福地桃子)らのお菓子の話のために、なつが柴田家に電話をしたように見えてしまった。きっと、十勝メンバーも総動員して必死になっている…そんな無駄な労力を感じて始まった第149回。

なぜ なつたちが「杉の子」に行ったのかが良く分からん…

で、前回の感想でも触れた通り、千遥が離婚を相談する順番が「東京の置屋の女将・光山なほ子(原日出子)→ なつ」であるべきなのに、逆になってしまったから、主題歌明けの、なつと咲太郎が、千遥の働く料理屋「杉の子」を訪れたのかが、超違和感。

朝ドラレジェンド女優を出演させたいのは分かるが、それなら以前のように、新旧女優対決で「原日出子 VS 清原果耶」をじっくり見たかった。それにしても、なぜ なつたちが なほ子の店に行ったのかが良く分からん。

なつが、なほ子を責めているように見えてしまった

千遥を立派に育ててくれたお礼を言いに行ったの? なほ子が勧めた縁談を なつの「千遥が分かれたいなら 別れていいと思う」の一言で千遥に決心させたことの謝罪?

なんか、逆に「全ては 私のうそから始まったことですから」と謝罪した なほ子を見ると、まるで、なつが「あんたのせいで千遥が不幸になったのよ!」と言わんばかりに見えてしまった。

この "3きょうだい" は、良くも悪くも "似た者同士"

もちろん、主演女優の演技力不足もあるのだが、そもそもこの兄と姉は、何十年間も実の妹のことを探しもせず信哉(工藤阿須加)に丸投げ。一方の千遥も十勝から逃げ出した訳で…

やはり、この “3きょうだい” のやるべきことは、まず千遥が離婚の相談を なほ子にして義理立てをした上で、なつに結果報告的に話す中で、なつと咲太郎は千遥へ “積極的に探さなかったこと” を、千遥は なつに “勝手に柴田家を出て行ったこと” を謝るべきだと思う。

結局この “3きょうだい” は良くも悪くも “似た者同士” ってワケ。主張だけして誤らない。謝るのは他人ばかり。そんなドラマを、好意的な視聴者は「悪人が登場しない朝ドラ」と称賛しているようだが、良く見れば分かるはず、一番の悪人はこの “3きょうだい” だってことを…

なつと咲太郎は要らないじゃん?

そして、5分過ぎ頃、千遥の働く料理屋「杉の子」に「杉の子」女将の雅子(浅茅陽子)と、千遥の旦那である清二(渡辺大)がやって来て、「なつ・咲太郎・千遥・なほ子 VS 雅子・清二」の構図に。ここでまた、なぜか咲太郎が戦災孤児になった頃からの身の上話を話し出した。

え~と、これって何の会議なの? 千遥が結婚する際に身の上に嘘をついていたのことの謝罪? それとも、浮気をした旦那と離婚したいと千遥が切り出す場面? それとも、その2つを同時にやっちまおうってこと?

確かに好意的に解釈すれば、仲介者の なほ子に咲太郎や千遥が気遣って…と、見えなくもないが、離婚の話に“3きょうだい” が揃う必然性が全く理解出来ない。これが、旦那の母・雅子が 千遥や なほ子に対して「私たちを騙していたの!」と乗り込んで来たとかの事後なら分からなくもないが、そんな描写は無かったような。

そう思って見ていたら、雅子が「結婚する時に あなたが置屋に売られたことぐらいは調べましたよ」だって。だったら、単純に「浮気をした旦那とその母 VS 浮気されて離婚したい妻とその義母」の話し合いってことになっちゃう。だったら、余計に なつと咲太郎は要らないじゃん?

清二の台詞の順番が逆のような…

もう、文字おこしするのも面倒だが、見ていない人には分からないから、ちょっと摘まんで書いてみる。浮気をした夫の清二が、妻である千遥は自分の父親に可愛がれて好意を持っていたから、この店は出鼻したくないだろうから、離婚も切り出しはしないだろう的な超上から目線で千遥を攻めた。

清二「よく この店を やめる決心をしたな。
   君さえよければ 僕は いつ別れてもいいと思ってたんだ」
なつ「それは ただの無責任じゃありませんか」

この、会話に加わっていない千遥を含めて、凄い不快感。これって、清二と言う男は、千遥が浮気に目をつぶってまでも店を継ぎたい…みたいに思っていると察知して、嫌がらせ風に「よく この店を やめる決心をしたな」って言ったってこと? だったら「君さえよければ 僕は いつ別れてもいいと思ってたんだ」と言うのと相反しない?

と言うか、台詞の順番が逆じゃないの! 「君さえよければ 僕は いつ別れてもいいと思ってたんだ。でも 君は この店を やめるなんてできないだろう?」が本当の嫌がらせでは?

なつに「家族が支えていきます」と言われても…

その上、この清二の言葉に、なつが「それは ただの無責任じゃありませんか」と激高する。

そりゃあ、全国のテレビの前の視聴者は「なつ お前が言うな!」と叫んだに違いない。その上、慰謝料も養育費も要らないから離婚して 千夏(粟野咲莉)と一緒に居られるだけで良いと主張した千遥に対して、雅子が千夏は自分にとって大事な孫でもあるからと引き離そうとする時に、なつがこんなことも言う。

千遥「仕事は すぐに見つけます」
なつ「それに 私たちがいます、家族がいます。
   どうか 千遥から 千夏ちゃんを
   奪うようなことだけはしないで下さい。
   これからは 家族が 必ず支えていきます」

28年間、音信不通だったんだよ、なつ・咲太郎と千遥は。それ以前も含めれば、千遥の人生なんて ほぼ気にせず やりたい放題にやって来た なつ・咲太郎が「支えていきます」って。今はお金があるから支えられるってこと? 夢が叶うまでは千遥の存在は気にする暇が無かったとでも、なつは言いたいのか?

どうして、ここまで不自然で腹が立つ展開にするのか、脚本家の意図が分からない。

雅子の杉山家と千遥の奥原家に"縁"があったと言う超絶展開

そして、12分過ぎ、今回がとんでもない茶番劇であったことが分かる。清二の父と千遥の父が同じ浅草の料亭で修業したかも知れない(と言う、超不確定な理由)から雅子の杉山家と 千遥の父(内村光良)を含めた奥原家とは “縁” があったと言う超絶展開を経由して、雅子からこんな提案がされる。

雅 子「この店は あなたが受け継いで
    千夏も ここで安心して暮らせる方がいいでしょう」
千 遥「お義母さん… 本当に それでいいんですか?」
雅 子「引き受けて貰える?」
千 遥「はい…」
なほ子「女将さん…」
清 二「さすが 母さんだ」
雅 子「お前が言うな!」

何これ? 珍百景とでも言いたいの? それに、雅子が「引き受けて貰える?」と言った時の なつの不敵な笑みって何? 「ああ 自分の貯金を切り崩さずに済んだ」ってホッとしたように見えてしまった。前回の感想にも書いたが、主演女優のアップを必要以上に入れようと再編集している節がある。

その上、芝居が出来ないのを隠すために、座っての芝居ばかり。その上、首から上が殆ど動かない。今回の 6人の芝居を見ても、ひとりだけお地蔵さんみたい。困ったものだ…

清二の父と千遥の父が"偶然"に同じ店で…にしたら良かった

最後に、今回のエピソードで最大の疑問を。それは、なぜ清二の父と千遥の父が “偶然” に同じ浅草の料亭で修業をしていた設定にしなかったのかってこと。“偶然” にしておけば、まず、二人の父が一緒に働いている回想シーンが入れられて、雅子が千遥に店を継がせるのに説得力が増したはず。

ドラマの話題性を考えたら、清二の父役を南原清隆さんでも面白くなっただろうし、その浅草の料亭のシーンの板場や仲居や客の役で、どっさり朝ドラレジェンド俳優を登場させることも出来たのに。

やる気になれば、その浅草の料亭が、 新宿「川村屋」と同じ飲食業で関係があることにすれば、光子(比嘉愛未)の父親が登場しても良いし、雪之助(安田顕)が登場してもおかしくない。そう言う “偶然” こそが、ドラマ、特に連ドラ、朝ドラの醍醐味では無ないのか!

あとがき

清二に “きょうだい” はいないのでしょうかね。例えば、清二に妹とか姉がいるけれど、女将として店を継がせるような才能は無いから…と言うのを強調したら、今回の雅子の切符の良さが見えて、ご都合主義に少しは見えなかった可能性もありますね。まっ、もうどうでも良いのですが…

2019年9月20日 18:10 追記

一部のブログや、非公開希望のコメントで、「千遥の親方と咲太郎たちの父親が浅草にある “同じ料亭” で働いていたのでは?」との内容があったので、ここで検証します。まず、確かに番組終盤の14分過ぎに、咲太郎が千遥と なつの 3人だけになった時に、こう話します。因みに引用した台詞は字幕のそのまま(改行も)です。

咲太郎「千遥の親方と 俺たちの親は
    同じ浅草の料亭にいたんだ。
    そこで 同じダシのとり方を覚えた。
    だから 千遥は 同じ天丼が作れたんだ!」
千 遥「もし そうなら… うれしいけど」
咲太郎「絶対に そうだよ!」

ここだけを抽出すると、確かに、「千遥の親方と咲太郎たちの父親が浅草にある “同じ料亭” で働いていた」ことになります。しかし、その前段の 10分頃に、雅子と咲太郎と千遥で、下記のようなやりとりがありました。

雅 子「ちょっと お待ちなさい。
    今 お父様が浅草の料亭にいたって
    言ったけど 何ていうお店?」
咲太郎「さあ 名前までは…」
雅 子「亡くなったうちの人も 若い頃は
    浅草の料亭で 修業をしていたんですよ」
千 遥「親方も?」
雅 子「はあ… もしかしたら
    そのころから あなたと うちの人は
    縁があったのかもしれないわね」

もう、お分かりだと思いますが、14分過ぎに咲太郎が言っているのは、あくまでも「味が同じだから同じ店で働いていたに決まっている」と言う咲太郎の推測、希望的観測、思い込みの類です。間違って解釈してしまう視聴者がいるのは、脚本が正確に表現していないからです。視聴者のせいじゃありません。

だから、私は、いっその事「偶然に千遥の親方と咲太郎たちの父親は同じ店で修業した設定にするべき」と書いた訳です。ふぅ~

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