下町ロケット(2018年版) (第2話/25分拡大スペシャル・2018/10/21) 感想

下町ロケット(2018年版)

TBSテレビ系・日曜劇場『下町ロケット(2018年版)』公式
第2話/25分拡大スペシャル『5億円をかけた戦早くも大ピンチ!愛とプライドをかけろ!!』の感想。
なお、原作の 池井戸潤「下町ロケット ゴースト」(小学館)は未読。


佃(阿部寛)は「帝国重工」の水原(木下ほうか)の要請で、ロケットの新型エンジンに適応するバルブシステムの製造に着手。一方、佃達とトラクター向けトランスミッション開発を進める伊丹(尾上菊之助)と島津(イモトアヤコ)の会社「ギアゴースト」が特許侵害を指摘される。相手側の顧問弁護士は、かつて佃達と敵対した中川(池畑慎之介)だった。佃は弁護士・神谷(恵俊彰)に相談。すると、意外な提案をされる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:池井戸潤「下町ロケット ゴースト」(小学館)
脚本:丑尾健太郎(過去作/小さな巨人、ブラックペアン)
演出:福澤克雄(過去作/小さな巨人、陸王、ブラックペアン) 第1,2
   田中健太(過去作/小さな巨人、陸王、ブラックペアン)

今週も進んだ「半沢直樹スタイル」からの脱却

やはり、前回の感想で書いた通り、これまでの「半沢直樹スタイル」をやったら飽きられると言う危機感があるのだろう。

今回も「新・下町ロケットスタイル」の演出を模索するかのように、オジサン俳優たちの “どアップ” の連打や涙目の押し売りは少な目になり、劇伴で強引に盛り上げる作戦もかなり抑えられていた。

台詞は多いが、映像で魅せようと言う工夫はある

その分、ほぼ全編が台詞だらけの「脚本の読み合わせの映像化」になってしまったのは残念だが、クドい演出で無理矢理に内容を押し付けられるより、台詞で物語を進行して、それなりの映像で物語を描く方がマシだ。

前半20分間の "超詰め込み過ぎ" には閉口した

ただ、困ったこともある。とにかく詰め込み過ぎなのだ。深夜に仕事から帰って来て気楽な気持ちでお酒でも飲みながら(録画を)楽しもうと思ったのに、もはや前作の回想なのか、前回の続きなのか、そんなの分からなくなる位にあれこれ詰め込んで。特に、序盤の約20分はやり過ぎと言わざるを得ない。

思い出せば、前作では、2つの部品のエピソードを前後編に分けて放送した。だから、エンジンバルブと人工心臓弁の話が記憶に残ったと思う。しかし、今回はエンジンバルブとトランスミッションが同時進行の上に、企業買収まで描いている。流石に詰め込み過ぎだと思う。

脚本の丑尾健太郎氏、どちらか1つにしていただけませんか?

51分過ぎ、奇しくも軽部が社長にこんな進言をする。

軽部「社長 どちらか 一つにしていただけませんか」
社長「えっ?」
軽部「ロケットなのか トランスミッションなのか」

ここを脚本家が精査するだけで良いと思う。基本的に「ものづくりのドラマ」をしては面白いのだから。

あとがき

企業と企業、社員と社員、組織と組織…と言う同レベルの対立構造を描いているのが本作なのに、どうして佃利菜(土屋太鳳)の部分だけ「企業と個人」になっちゃうの? もちろん、土屋太鳳さんの出番を強引に作るからですが、明らかに物語がそこだけねじ曲がっています。ここは早急に改善すべきです。

でないと、土屋太鳳さんが画面に出る度に、ドラマに急ブレーキが掛り続けるのと同じですから。と言う以前に、このドラマに利菜って必要かなぁって思います。

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第1話

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結婚相手は抽選で (第3話・2018/10/20) 感想

結婚相手は抽選で

東海テレビ制作・フジテレビ系・オトナの土ドラ『結婚相手は抽選で』公式
第3話(全8話)『抽選見合い結婚法の被害者たち』の感想。
なお、原作:垣谷美雨「結婚相手は抽選で」(双葉文庫)は未読。



「抽選見合い結婚法に思うこと」という自身のブログで同法への疑問をつづった龍彦(野村周平)に、ジャーナリストのひかり(大西礼芳)からメッセージが届く。2回目の見合い相手に気に入られた奈々(高梨臨)は、元恋人の嵐望(大谷亮平)とよく訪れた店で高価な料理や酒を頼み、嫌われるように仕向けるが効果はない。そこへ偶然、嵐望が現れる。そんな中、龍彦は3回目の見合いに臨み、年上の予備校事務員・早苗(平岩紙)と会う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:垣谷美雨「結婚相手は抽選で」(双葉文庫)
脚本:関えり香(過去作/今からあなたを脅迫します ) 第1,2
   川嶋澄乃(過去作/SRO~警視庁広域捜査専任特別調査室~) 3
演出:石川淳一(過去作/紙谷楓) 第1,2
   紙谷楓(過去作/紙谷楓) 3
主題歌:高橋 優「aquarium」(ワーナーミュージック・ジャパン)

主人公のエピソードだけにすれば良いのに…

前回の感想で書いた通り。今回も、主人公のエピソードはそれなりに面白いのだから、それだけ集中して描くだけで良いのに。なぜ、群像劇に仕立てるのだろう? 全8話しかないのだから、4人で分割したら…

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第1話 第2話

ドロ刑 -警視庁捜査三課- (第2話・2018/10/20) 感想

ドロ刑 -警視庁捜査三課-

日本テレビ系・土10ドラマ『ドロ刑 -警視庁捜査三課-』公式
第2話『刑事×泥棒最強バディvs忍び込みのプロ執念の復讐劇』の感想。
なお、原作:福田秀「ドロ刑」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載) )は未読。


捜査第三課13係は係長・鯨岡(稲森いずみ)の下、精鋭揃いとは名ばかりで問題刑事を集めた新部署。そこに配属された斑目(中島健人)は、‘ノビ’つまり家人が寝静まった後に忍び込む窃盗犯の大堂(笹野高史)を追うことに。元捜査一課のエリート・皇子山(中村倫也)ら他の面々はやる気がないが、なぜか元指名手配犯専門捜査官の勝手田(丸山智己)だけは捜査に燃えていた。そんな勝手田をいぶかる斑目の前に再び煙鴉(遠藤憲一)が現れる。
---上記のあらすじは[[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:福田秀「ドロ刑」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載) )
脚本:林宏司(過去作/医龍シリーズ、BOSSシリーズ、スニッファー 嗅覚捜査官)
演出:大谷太郎(過去作/ヤスコとケンジ、お兄ちゃん、ガチャ) 第1,2
   中島悟(過去作/きょうは会社休みます。、世界一難しい恋)
   高橋朋広(過去作/ボク、運命の人です。、今からあなたを脅迫します)
音楽:木村秀彬(過去作/コウノドリシリーズ、小さな巨人、ブラックペアン)
主題歌:Sexy Zone「カラクリだらけのテンダネス」

煙鴉の必要ってあるの?

気軽に楽しめる刑事ドラマなのは認めるが、チーム捜査を描き過ぎて、煙鴉の出番が殆どない。これなら、煙鴉の必要ってあるのかな?

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第1話

まんぷく (第18回・10/20) 感想

連続テレビ小説「まんぷく」

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』公式
第3週『そんなん絶対ウソ!』の 『第18回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


福ちゃんの活躍で、ついに萬平さんが釈放されました。厳しい取り調べによって、体がぼろぼろになってしまった萬平さんの元に、福ちゃんはお弁当を持って毎日通い続けます。思いが通じ合った二人の前に立ちふさがるのは、あとは結婚に大反対を続ける鈴さんだけですが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

流れるような、見事な展開だった…

戦争と言う暗くて重い影が、明るい福子たちの頭の上に覆い被さった。そんな中でも、飛び切り明るい福子の、萬平との結婚を応援する人々。戦地に行く人、家族を残して出征する人の悲しい別れを通して、夫婦の在り方が描かれた。

そんな中での、萬平の鈴への結婚の許しを請うくだり。必死に鈴を説得する福子。薄っすらと流れる軽快な劇伴の中で描かれた、緩やかな鈴の気持ちの変化。

そして、その劇伴がカットアウトすると、先日まで描かれていた憲兵隊に牢の中で「何が何でも生き抜いてやる」と誓ったことを萬平が話し出す。遠くから「シャンシャンシャン」と近づくのは托鉢の鈴の音だろうか。音が近づくと共に鈴の気持ちも解れていく…。

そして、ついに2人の結婚を認める鈴の笑顔に、明るい劇伴。そして、すぐに鳥たちの声の響く晴天の下での結婚式…

ゆったりサイズの着心地の良さ。それが、本作らしさだ!

まるで最終回のような完成度とまとまり感。そして、見事な第1章の締め括りと言った感じだ。とにかく、今回の15分間だけ見ても、登場した全ての人物の人間性や時代背景や過去の17回で描いて来たことが、ざっくりと分かるように作り込まれている。詰め込み過ぎな位に情報過多なのに、でもちっとも窮屈でない。

それは、本作には程好い “間” があるからだ。例えば、福子と萬平の出会いから結婚までも、正直びっしりと行間が詰まるようには描かれていない。適度に間引かれて描かれており、視聴者の想像に少し託すように描かれた。福子と福子の応援団の関係もそうだ。まだ僅か17回しか放送が無いのだから、何となく応援団が結成されたようにも映る。

しかし、それが良いのだ。そう、洋服に例えれば、サイズが大きくブカブカでもなく、サイズが小さくキツキツでもなく、スリムフィットと言うよりゆったりサイズのピッタリ感。その着心地の良さこそ、本作らしさであり、見ていて疲れないし、むしろ着心地を毎日楽しみたくなるのだ。

これだけしっかりと作り込みながら視聴者を満足させるなら

また、出会いから結婚までの経緯の描き方も良かった。何となく出会った2人が、事件を共有したことから互いの存在を強く意識するようになり、事件から解放されると途端に結婚へ進んで行った。母の鈴の気持ちも同じだ。1つの騒動を通して、福子と萬平だけでなく、周囲の登場人物の心情の変化まで、つぶさに描いた。

だから、共感出来る。応援出来る。感動出来る。第3週目で、これだけしっかりと作り込みながら視聴者を満足させるなら、この先も「魔のラスト1か月」は別にして、それまでは順調に進みそうで何よりだ。

あとがき

いい感じに結婚まで描きましたね。完成度が高くて驚いています。この調子なら民放やマスコミも本作を取り上げそうですね。何せ、インスタントラーメンの話ですから、民放の方が馴染み易いですから。今さらですが、やっと前作の亡霊から解放された気分です。次週にも期待します。

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僕とシッポと神楽坂 (第2話・2018/10/19) 感想

僕とシッポと神楽坂

テレビ朝日系・金曜ナイトドラマ『僕とシッポと神楽坂』公式
第2話『延命か断脚か?家族が選ぶ幸せのカタチ…病を治し、心を癒やす』の感想。
なお、原作のたらさわみち「僕とシッポと神楽坂」は未読。


「坂の上動物病院」に動物看護師・トキワ(広末涼子)を迎えた達也(相葉雅紀)は、獣医師の症例発表会に参加。最新設備を整えた「ナルタウン動物病院」の田代(村上淳)は骨肉腫の犬・ジュリの治療を紹介し、獣医大生の広樹(小瀧望)は熱心に聞き入る。達也はペットと飼い主の心の治療、在宅ケアについて発表。それを聞いたジュリの飼い主である頼子(ホーチャンミ)の娘・香子(喜多乃愛)が、ジュリを連れて達也を訪ねてくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原案:たらさわみち「僕とシッポと神楽坂」
脚本:谷口純一郎(過去作/警視庁・捜査一課長 season3) 第1,2
   国井桂(過去作/隠れ菊)
演出:深川栄洋(過去作/破獄、赤ひげ)
主題歌:嵐「君のうた」

折角の "超感動物語" が、小ネタの "不快感" で汚され残念…

う~ん、どうしちゃったのだろう。第1話では、シリアスとコミカルのバランスが絶妙で、動物が苦手な私も、動物やコオ先生やトキワたちに癒されたのに。内容は、前回よりも遥かにシリアスになっているのに、特に序盤に余分としか思えない小ネタがたくさん盛り込まれて。

もちろん、緩急を付けるために…とか、作り手の意図は分からなくもないが、流石にこれだけ小ネタを入れられると、クスッと笑うどころか不快感さえ湧いて来てしまった。せめて、獣医大生の広樹のキャラがもう少し真面目なタイプだったら良かったのに。

メリハリを付けるのは悪くないですが、本作は動物の命を扱う医療ドラマの側面があることを忘れないで欲しい…

あとがき

脳内編集で小ネタを無かったことにしたら、かなり感動出来るエピソードだっただけに、とっても残念です。相葉さんも広末さんも役にピッタリだし、ゲストの女優さんたちも、動物たちも難しい役を上手く演じてくれました。それだけに、おふざけのやり過ぎが不快でした。次回は是非とも改善して頂きたいです。

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【これまでの感想】
第1話


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